船に揺られて中海へ

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中海に浮かぶ巨大ないかだの上で説明を聞く 30日午後、中海干拓事業で生じた浚渫(しゅんせつ)くぼ地の現地見学会がおこなわれ、錦織陽子県議、松本松子市議らとともに参加した。

 中海では農水省の干拓事業で彦名工区、弓浜工区を造成する際、弓浜半島に沿った中海の海底の土砂を浚渫し、埋め立てに使った。そのため、それまで7~8メートルの水深だった海底に、15メートルもの深さのくぼ地が帯状に形成されてしまった。底にヘドロが堆積し、貧酸素水塊発生の原因となっている。

 干拓事業が中止されたいま、中海の水質を浄化し元のきれいな汽水湖にするためには、この浚渫くぼ地の埋め戻しが急務となっている。今日の見学会は、くぼ地の現状と酸素をくぼ地に送り込んで水質改善をはかっている取り組みを直接体験しようと、安来港から漁船をチャーターし約80人の研究者や市民が参加しておこなわれた。

 酸素をくぼ地の海底に送り込む実験は島根大学がおこなっており、巨大ないかだ=ユニフロート船上に1時間に10立方メートルの酸素を供給できる装置などが据え付けられている。平成19年度から3年間の継続事業で、水質がどう改善されるのか研究することになっており、今日は水質計のデモンストレーションで酸素濃度などの測定も体験した。

海底から採取したヘドロを眺める参加者ら また、別のくぼ地では海底のヘドロを採取して硫化水素の臭いなども体験した。

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