学テ問題で学習会

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 22日、西部革新懇の主催で全国いっせい学力テストの開示問題でゆれる県内の教育行政について考える学習会がおこなわれた。

 同学力テストをめぐっては、学校間の序列化や過度な競争につながり、子どもたちの自由な発達を阻害するものとして、中止を求める声があがっている。そうしたなかで、テスト結果の情報を開示しないのは鳥取県情報公開条例に違反するとして、市民オンブズ鳥取が県教育委員会を提訴するという事態が発生した。また、県議会も情報を開示すべきとの決議を、この10月におこなっている。

 こうした経過の中で、県教育委員会は今日(22日)の委員会で、テスト結果について制限をつけたうえで開示すべき、という方向で条例を改正する方針を確認したと今晩のニュースで報道していた。

 今日の学習会ではこうした経過を踏まえながら、国の教育統制を許さず、子どもたちの一人ひとりの個性を伸ばしてゆく学習権を保障していくためにも、全国いっせいに実施される学力テストに反対していく立場が確認された。論議のなかで私は、1960年代に実施された学力テストの最高裁判例を引用しながら、今日的な問題点を明らかにしたうえでいっせいテストに反対している日本弁護士連合会が今年2月に発表した声明を紹介し、学習を深めていこうと提起した。

 また、この会に参加できなかった南博さんは文書発言をよせられ、国の方針に何の疑問も抱かないような若者を作り上げることを狙って実施されたものと60年代の学力テストの本質を指摘し、それは今回の学テも変わっていないとズバリ。そのうえで、文科省がテスト結果を公表しないようにしているのは、60年代に野火のように広がった学テ反対の激しいたたかいがあったからだと論考している。

 そのうえで、オンブズが情報開示を求めたことに対して、以下のように批判を加えている。

 ――「情報公開」を理由にした県オンブズの行動が自民・公明の教育行政を呪縛する鎖を少しでも緩めることに手を貸したとしたら、形式に目を奪われて本質を見失ったと言われても仕方がない。もともとあってはならない学力テストの、その結果の発表を要求することは、テストの容認につながりかねない。これは誤りの上塗りである。県オンブズのこのたびの行動は、残念を通り越して、私は悲しい。――

 南さんの、長年の経験に裏打ちされた批判は、重い。

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