「家族の幸せ」って経済学で分析できるんですね

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市内の書店で目にした一冊、「『家族の幸せ』の経済学 データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実」(山口慎太郎著、光文社新書)。

著者の山口さんは、東京大学経済学部・政策評価研究教育センター准教授。専門は、結婚、出産、子育てなどを経済学的手法で研究する「家族の経済学」と、労働市場を分析する「労働経済学」といいますから、ちょっと異色な感じがします。

はじめにで、「帝王切開なんかしたら落ち着きのない子に育つ」「赤ちゃんには母乳が一番。愛情たっぷりで頭もよくなる」「3歳までは母親がつきっきりで子育てすべき。子もそれを求めている」-。出産や子育ては、このようなエビデンス(科学的根拠)を一切無視した「思い込み」が幅をきかせている。とありますから興味津々ですよね。

第1章が結婚の経済学、2章が赤ちゃん、、3章が育休、4章がイクメン、5章が保育園、そして6章が離婚ーと、結婚から子育て、そして離婚まで「経済学は、人々がなぜ・どのように意思決定し、行動に移すのかについて考える学問」との立場から、データを分析することで、個人の体験談の寄せ集めなど比較にならないほど信頼性の高い知見が得られる、と記しています。

私はまず第5章の「保育園の経済学」から読み始めました。幼児教育の効果について考えるの節では、「得をするのは、教育を受けた本人だけではない」と断言。社会全体が得をするのだから、社会全体がその費用を負担すべき、と主張しています。

そして、保育園は子どもだけじゃなく母親にとってもプラス、と厚労省がおこなった「21世紀出生児縦断調査」から得られたデータの分析から書いてあって、わが意を得たりでした。

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