
記事によると、ロッキード社製レーダーの選定を決定する1週間前の2018年7月23日に、米ミサイル防衛庁長官が来日し防衛省と接触。もう一つのレーダー候補であり、すでに米海軍が採用を決定し生産段階にあった「SPY6」(米レイセオン社製)を押しのけて、まだ試作品さえ完成していない、いわばカタログだけでロッキード社の「SPY7」の採用が決まった、と。
防衛省の関係部局が、レーダー選定期間の18年2月から7月までの半年間で、「業界関係者等」と529回も接触したことも明らかとなっています。
陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備は断念となりましたが、菅政権は昨年12月、SPY7レーダーなど関連システムを解約せず、同システムを搭載するための「イージス・システム搭載艦」導入を決定しています。その舞台裏にはこんな米側の圧力があったんですね。
配備に「1兆円を超す可能性がある」という超高額兵器。穀田議員は導入計画をただちに中止し、その予算をコロナ対策に回せ
と強く求めました。
