事実に反する新聞投稿

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 意図的、それとも単なる無知―。きょう(28日)付の日本海新聞の読者投稿欄「やまびこ」に掲載されていた長谷川美保子さん(米子市淀江町稲吉)の「みっともない企業団体献金」の記述に、明らかに間違っている個所がある。ローカル紙の投稿欄だからといって、黙視してはおれなくブログに書き込むことにした。

 投稿は衆院選にふれ、「各党がマニフェストなるものを掲げているが、その中に企業団体献金の廃止をうたった党があるだろうか。政党助成金をもらっておきながら、いまだに献金に依存しているなんて、みっともないにもほどがある」とある。

 長谷川さんはご存知ないのだろうか。日本共産党のマニフェストには第三章「民主主義がつらぬかれ、人権が大切にされる社会をつくります」のなかの第3節第1項「政治腐敗の温床=企業・団体献金を即時・無条件に禁止します」で、ちゃんと企業・団体献金の禁止をうたっている。そればかりか、これまでもこうした献金はいっさい受け取っていない、それが日本共産党です。

 そして、続く第2項では「国民の税金を政党が分け取りする政党助成金制度を廃止します」とうたい、これまた年間320億円もの政党助成金をいっさい受け取っていない、これが共産党なんです。

 わたしが問題としたいのは、こうした事実誤認ということは一読者としてはありうる、しかし、多数の読者に影響力を持つマスコミが投稿氏が書いたことだから―と、間違いをそのまま掲載していいのか、ということ。マスコミ人なら当然、日本共産党が企業・団体献金を受け取らず、「政治とカネ」をめぐる黒い疑惑まみれの献金の禁止を強く主張していることは承知のはず。

 真実を報道するジャーナリズム、という点からいって、投稿といえども事実に即した修正を加えるなどして掲載するのが、読者に対する責任というものであろう。そうしたチェックをしていくために、かつては「校閲」という部署があったのではなかったか。いくら整理・合理化でその部署がなくなっていたとしても、読者に対する責任までなくなったわけではなかろう。

 投稿記事について、一つの警鐘としたい。

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コメントが1通 “事実に反する新聞投稿”

  1. Comment by 音ちゃん:

    全く同感です。時々投稿する者として、これって正確だったかな?と調べなおしてから発信します。
    日本共産党が政党助成金を受け取っていないことは結構知られているんですけれどねえ。ナイスチェックでした。それを日本海新聞社に連絡したの?
    選挙お疲れ様でした!!

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