「赤旗」号外配布、逆転無罪に

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 29日のネット版夕刊を見ていたら、「しんぶん赤旗」号外を休日に配った旧社会保険庁(現日本年金機構)職員が国会公務員法違反(政治的行為の制限)の罪に問われた控訴審で、一審判決を破棄し、無罪とする判決が言い渡された、と。やったね!

 堀越明男被告が2003年の衆院選前に「赤旗」号外などを自宅近くのマンションで配ったとして起訴され、東京地裁の一審判決では堀越被告の行為を「政治的中立性を損なう恐れがある」と指摘。「公務員の政治的行為が禁止されていることを認識しながら、支持政党の機関紙を配布したことは正当化できない」と述べ、執行猶予付きの罰金刑を言い渡した。

 この日、東京高裁の中山隆夫裁判長は「このような配布に同法の罰則規定を適用するのは国家公務員の政治活動に限度を超えた制約を加えることになり、表現の自由を保障した憲法に反する」と、明快な判断を下した。

 その上で同裁判長は、国家公務員の政治的行為の禁止について言及。諸外国と比べても厳しく、制定当時と比べても大きな社会意識の変化が起きていることなどから、「組織的におこなわれたものや、ほかの違反行為を伴うものを除けば、表現の自由の発現として、相当程度許容的になってきている」、「刑事罰の対象とすることの当否、その範囲などを含め、再検討され、整理されるべき時代が到来しているように思われる」と述べた、と。

 社会進歩の流れを反映した判決となったのではないだろうか。

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