「行政改革の論理と議会改革の論理」

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 22日、米子市議会議員研修会が議場でおこなわれ、山梨学院大法学部政治行政学科の江藤俊昭教授が「新たな住民自治の動きと議会基本条例制定の動向」と題し講演。2時間にわたって江藤教授の熱弁が展開され、聴講した議員は議会の役割についてあらためて理解を深めた。

 江藤教授はまず、議会は条例や予算・決算、主要な計画、執行権限などを決定する大きな権限を担っており、その権限は議会が多様性、新たな発見、世論形成という役割を発揮する住民代表機関であると同時に合議制の議事機関であることによって与えられている、と指摘。古いイメージの議会から脱却し、住民参加、首長との緊張関係、議員相互の討議という新しい議会の登場が待たれている、と強調する。

 そのうえで議会基本条例の意義と活用について、住民福祉の向上につなげることが必要とし、自治・議会基本条例を使いこなすことで進化・深化する議会に、そして議会改革から自治体改革へとつなげていくことを提案。最後に、行政改革の論理(効率性)と議会改革の論理(地域民主主義の実現)とは異なっていることを確認することが大事と強調。財政的側面から安易に議員定数削減、報酬削減に流れることに釘を刺した。

 今、米子市議会でも議員定数削減という動きが大手を振っているかに見えるが、きょうの講演、どう受け止められたのだろうか。

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