震災がれき受け入れ、不安を残したまま

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 23日、米子市議会全員協議会が開かれ、環境省の担当者を招いて震災がれき受け入れ問題について、若干の論議をしました。しかし、時間設定が午前11時からと、これではまるで「お昼をオーバーしないように」と言われているようで、議員からの質問も中途半端なものにならざるを得なかったような気がします。

 そのなかでも明らかになったこと。放射性セシウムについての、100ベクレルと8000ベクレルという二つの安全基準があることについて、環境省の担当者からは廃棄物を安全に再利用できる基準が100ベクレル、廃棄物を安全に処理するための基準が8000ベクレル―だという見解が示されました。そのうえで、8000ベクレル/キログラム以下の廃棄物を焼却した結果、焼却灰の放射性濃度が8000ベクレル/キログラムを超えた場合には特別な処理が必要となり、「広域処理」ではそのようなことがないよう対象とする廃棄物の目安を240-480ベクレル/ キログラム以下のものとする、という方針が示されました。

 また、いわゆる「風評被害」について、米子市の副市長が「国による全面賠償」を求めたのにたいし、環境省担当者は「政府が責任をもって対応する」という回答にとどめました。そして、がれきを焼却灰の処理について、市長は「国有林で処理」するから震災がれきの処理を引き受けるとしていますが、環境省はその国有林がどこなのか、また国が責任を持って処分地を確保するということも明言しませんでした。

 こんな不明確なことだらけの震災がれき処理、このままではスンナリと受け入れるわけにはならないのではないでしょうか。

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4 通のコメント “震災がれき受け入れ、不安を残したまま”

  1. Comment by 仲市 in TOTTORI-SHI:

     鳥取県議会の二の舞とならぬよう、米子市の議員さんには頑張って頂きたいです。

     

  2. Comment by 岡村英治:

    仲市 in TOTTORI-SHI さん、書き込みありがとうございます。そのときどきの感情、世情に流されない客観的な判断が議員には求められているのだと思います。

  3. Comment by おちみ:

    石巻工キャプテンの宣誓には心打たれ、なんとかしなければとみなさんが思ったことだと思います。しかし、がれきの処理については慎重なご判断をお願いします。放射能汚染だけでなく重金属などの汚染もあるようです。それを全国に拡散していいのか鳥取(米子)で燃やしていいのか。賛否両論の意見を聞き、慎重なご判断を。もはや想定外だったという言い訳は通用しません。最近の国民や市民を分断してしまう国のやり方にも納得がいかないこの頃です。

  4. Comment by 岡村英治:

    本当に感動を呼んだ選手宣誓でした、国民みんなの思いでしょうから。おちみさん、貴重なご意見ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

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