大手マスコミが持ち上げる「吉本隆明」像

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 先日、吉本隆明氏が亡くなりましたが、大手マスコミが垂れ流す「戦後思想の巨人」「大衆に寄り添う」という賛美一色の吉本像に、いささか違和感を覚えていました。そんな折、今日(30日)付のしんぶん赤旗文化面に文芸評論家の三浦健治氏による「大手紙賛美の吉本隆明の実像 進歩派に対するアクロバット的攻撃」という寄稿が掲載されていて、なるほどと思いました。

 吉本氏といえば、全共闘世代と同じ時期に青春期を過ごした私も、一種“偶像視”するような存在としてありました。でも、個人的にはなんとなく親しめない、どこか“ずれてる”ような感じを常にいだいていました。

 そうした思いをいだいている私にとって、今日の三浦氏の論評を読んで「そうだったのか!」と得心させるものとなりました。とりわけ、「『オウム』が犯したサリン事件を絶賛」「福島事故のあとも『原発否定できぬ』」とした吉本氏の姿勢を告発したくだり、大手マスコミでは決して見ることのできなかった批評です。

 大手マスコミの編集者のみなさん、全共闘世代という過去をひきずって、ものごとを客観的に見ることができないでいるのではありませんか。

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コメントが1通 “大手マスコミが持ち上げる「吉本隆明」像”

  1. Comment by 岩永尚之:

    私も読んで得心しました。

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