ヤンキーの次は「オール1」

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何のための出版だったのか、この本 昨日(26日)付の新聞で初めて知ったけど、政府の教育再生会議の委員として、「ヤンキー先生」が参院選の自民党比例代表候補として出馬することによる後任として、「オール1の落ちこぼれ、教師になる」の著者・宮本延春氏が起用されることが明らかにされた。

 教育再生会議は、安倍首相が官邸主導で教育改革を進めるために昨年10月に設置。有識者17人で構成されている。とは言うものの、「週5日制」の廃止や「徳育」を新たな教科に盛り込むよう思いつきの提言をするなど、連綿たる教育学についてまともに研究している人材はゼロ。会議では“体験的教育論”に終始した議論が飛び交い、国際比較や教育学の到達点に基づいたまともな論議がなされていない、との批判が出されている。

 「ヤンキー先生」も「オール1」の先生もそうだと思うが、個人的にある程度努力して、世間的に見れば「へぇ~、あんな境遇にあった人が先生に」という存在になり、マスコミに登場するほどに注目を集めたのかもしれない。そこまでで終わっていれば何も言うことはないのかもしれないが、公(おおやけ)それも一国の教育の命運を左右するような立場にたたせるような人材なのか、はなはだ疑問だ(もっとも、教育再生会議自体がいかがわしいものだ、と言ってしまえばそれまでのこと)。

 小泉首相以来、政治の劇場化がいわれるが、政治の人気取りに利用されるだけの「教育の素人芝居」はご免こうむりたい。

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