議長選余話

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 6月定例議会最終日にあった議長選、明けて30日の新聞にはその結果が淡々と掲載されていました。「2大会派の綱引き」とも新聞に表された今回の議長選、最後はくじ引きによる決着という形に見るように、まさに議会を二分するたたかいでした。

 そのたたかいを思わぬ形に導いたきっかけは、優勢にすすめていると見られていた最大会派「蒼生会」から、当初議長候補と擬せられていた藤尾氏が会派を飛び出たこと。そこのところのいきさつを、山陰中央新報は「一時はベテラン議員の擁立を検討したが、連携する公明党などから『世代交代すべきだ』と注文され、態度を変えた。」と報じています。

 同会所属の松田議員も自身の今月26日のブログで「この数ヶ月間、ベテラン議員擁立を目指して他会派と調整を行っていたのですが、『順送り人事』からの脱却を求める声が圧倒的でして、当初予定していた候補者の擁立を断念」したと書き込みされています。

 結局、公明党の圧力で「次はこれ」と決めていたのを覆したのですから、はずされた格好の藤尾氏としておもしろいはずはありません。飛び出して一人会派となり、蒼生会に対抗している第2会派「よなご会議」の推す副議長候補に収まった、という経過です。

 結果的にみれば、その藤尾氏の1票があって議長選では14対14の同数に持ち込み、くじ引きで「よなご会議」の松井氏が当選したのですから、選挙というのはわからないものです。

 皮肉な見方をすれば、松井議長誕生の最大の功労者は、藤尾氏が蒼生会を飛び出すきっかけをつくった公明党かもしれません。

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