「祈りの山 大山ーその歴史と自然」

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 20日夕、「しんぶん赤旗」日曜版の配達と読者集金のため、私の“古巣”である新日本海新聞社西部本社を訪れたところ、目に飛び込んできたのが本書。郷土史に造詣の深い杉本良巳さん、大山の植物研究の第一人者・鷲見寛幸さんによる共同執筆です。

 同書は、日本海新聞に連載された50編を関係する図画や写真を見開きにして掲載。「国引きの杭」として登場する大山など、神話の時代から地蔵信仰、僧兵へとすすみ、昭和初期まで続いた博労座の牛馬市などの記述は杉本さんの長年の研究のたまもの。また、同書の後半を彩る大山の植生や自然描写は鷲見さんにとってお手のものでしょう。

 「発刊に寄せて」の中で寺谷寛同社西部本社代表が「「(大山が)なぜ、今日まで変わらずその景観やかけがえのない自然を守られてきたのか。雪を被った神々しい姿に、はたと気づいた。『祈りの山』であり、『神仏と自然が一体』だからこそ」と記しています。そう感じておられるこの地域の人は多いのではないでしょうか。

 そんな楽しみを提供してくれた1冊です。定価1000円。

 

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