西部広域行政管理組合(管理者・野坂康夫米子市長)議会の決算審査特別委員会が27日開かれた。
10月に入札に絡む事件で職員らが逮捕され、その後起訴されるという事件が引き起こされただけに、今回の決算審査の中心は入札問題となった。とにかく落札率(予定価格に対する落札価格の割合)が全体的に高すぎる。それに、予定価格以下で応札したのが落札業者だけで、あとの業者はすべて予定価格以上で応札した、というケースが22件の入札のうち8件もあったのだから、入札以前の問題!といわなければならない。業者間の競争性を発揮する、という入札の目的がまったく見られない。
もう一つ問題にしたのは、最終処分場の管理委託費。これは随意契約で毎年業者に委託しているものだ。が、何十億もの税金をつぎ込んでエコスラグセンターという灰溶融施設を3年前に建設したが、その目的は最終処分場に埋め立てる不燃物を溶融固化して体積を減らし、処分場の延命化をはかる―と喧伝されたものだ。確かに埋立量は大幅に減少したが、それに伴って埋め立て作業にかかわる委託費も減少するかと思いきや、さにあらん。埋め立て作業は減っているはずなのに、委託費はそのまんま、というのでは何をかいわんや、だ。
入札にしても、最終処分場の委託費にしても、あまりにも業者との馴れ合いがひどすぎる。こうしたことが、今年10月に発覚した入札事件の温床になっているのではないか。
よって、決算認定には反対した。
'07年11月28日: 9:13 am
おっしゃるとおり。