医療生協のおおたか診療所の15周年記念公演に、
朝日新聞記者の伊藤千尋氏が来られるというので、
尾高の「シャトーおだか」へと上がりました。
「活憲の時代」と題し、世界68カ国を飛び回るジャーナリストとしての視点から、
憲法が生活の中に生きている国々、コスタリカ、ベネズエラなどのふつうの人々が、
憲法を使って生活している話、小学生でも違憲だと訴訟を起こす話、
そして憲法9条が世界の国々で、平和の道標として大事にされている話、
そしてアメリカの変化とそれをひとりの闘いから起こした人たちの話、など。
日本にも貧しい小さな村でありながら、国に先駆け老人の医療費無料を実施し、
今もその流れをまもる岩手県の沢内村などがある、と。
ユーモアたっぷりのテンポのよい話に、笑いながら聞き入りました。
憲法を活かすこと、そしてひとりひとりが愛される平和を広げること、
それこそが21世紀の世界の流れなのだと、力づけられる講演でした。