「活動日記」カテゴリーアーカイブ

福島原発事故被災地視察報告書(8月24日~26日)

8月24-26日の3日間、日本共産党米子市議団の石橋佳枝、岡村英治、又野史朗の3議員、境港市議団の長尾達也、安田共子両議員、そして日南町の岡本健三議員ーの6議員で、福島第一原発事故の被災地を視察しました。その報告書をまとめましたので、ご覧ください。

視察に際しては、現地の事故訴訟原告団、農民連、共産党県議団など関係するみなさんに大変お世話になりました。あらためてお礼申し上げます。

12月議会終わりました

21日に米子市議会12月定例議会がおわりました。

このblogの左側のボードにある「米子市議会」をクリックし、

そして「インターネット中継」へ行って、12月議会の一般質問をご覧ください。

3日目11日の1番目で質問しています。名前からの検索もできます。

今議会では、伊木市長の「軍事行動を支持」の発言と、

公立保育園の統廃合民営化に係る陳情、

島根原発2,3号機の審査申請の書類が規制委員会から差し戻された件などが、焦点となりました。

どうぞ、どしどしご意見くださいね。

なお、私1日の夜に転倒、左上腕を骨折しましたが、

動きはもどかしいながら、なんとか今議会も頑張りました。

歳の暮れまであと1週間。

元気でいい年をお迎え下さい。

★写真は米子市文化ホール前広場のイルミネーションです。

 

中国電力、3号機、2号機の稼働審査での「不手際」について説明

島根原発3号機の新規準による審査申請は、書類が不備のために入り口でつまずき、以前から審査中の2号機もまた、提出した書類に不備があって規制委員会から差し戻されたと、今日の新聞報道がありました。今日はこの間の審査状況を、中国電力が行政に説明をするということで、傍聴に松江市まで出かけました。  
 3号機の方は、2号機の審査結果を見みて対処しなければならない部分や、平成25年の2号機再稼働申請時と変えなくていいと中電が考えている部分の、記述や添付の書類(数値など根拠のデータ)が無かったということ。
 2号機のこの度の問題は、核秘密に関わるようなファイルの背表紙に「非公開」の表示がなかったため、その管理のずさんさを指摘されたと言うことらしい。
 中電は「手続き上の不手際、おおむね規制委員会には妥当と言って頂いている。」と言います。
 最後に発言を許された傍聴者からは「安全性にたいする姿勢が問われる」とか、「丁寧に説明する、ご理解を頂きたいと、その言葉は飽きるほど聞いたが、それなら市民にも説明会を、鳥取県側でもするべき」(これには「するつもりはない」という答)とか「立地市と同等の安全協定がむすばれなければ、審査申請は認められない、中止すべき」とか厳しい意見がでました。
 しかし「ご理解いただきたい」としか応えはありません。
 行政からは、「鳥取県側は審査申請の判断は見送り保留すると言ったのに容認したかのように言われるのは不本意」(鳥取県)とか、「3号機は後廻しでもいいということになってしまった。3号機も(2号機のあとでなく)審査して下さいとはっきり言わないといけない」(松江市)とか、推進する意見が目立ちました。
★写真は説明する中国電力島根原子力本部・副本部長の長谷川千晃氏

保育の学習交流会「公立保育所の存在と自治体の役割ってなあに!?」を開きました。

奥野隆一元鳥取大学教授(保育の行財政分析の第一人者)の講演と意見交流の集まりでした。保護者、保育関係者、市民など59人があつまりました。

米子市は今月末にパブコメを〆切りますが、公立保育所の保育士さんと保護者しか説明は受けていません。その内容も14園の公立保育所を統廃合と民間の福祉会との合併で、公立は5園にするという構想と、統合の園は園舎を新築するということしかありません。統合の相手とされた米子福祉会は、市からまだ何ら詳しい説明も相談もないと言います。この状況でパブコメをするのもおかしな話です。

奥野先生のお話は、統合民営化で果たして米子市の負担は軽くなるのか、大型園の新築移転と、このままの園の存続(改修、建て替え)のどちらが財政負担が少ないのか、という財政面の話から、統合後の大型園での保育が、果たして子どもの発達を育むのに望ましいのか、その両面から市民が主体的に考え提言しましょう、というものでした。大阪で民間保育所の理事長をされている奥野先生の、実例をあげてのお話でした。

公民館祭などたくさんの行事と重なっている日曜であり、参加がのび悩みましたが、参加者のアンケートやその場で書いて頂いたパブコメ(市に提出します。)の多さから、関心の高さを感じました。このご意見を大事に今後の動きに活かしていきます。

勉強や調査をしながら、米子市の将来のために運動していこうと、主催の「米子市公立保育所の統廃合・民営化を考える会」から呼びかけました。

その場での入会の申し込みもありました。

★写真は奥野隆一さん、意見交流と会場内の様子です。

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原発の本当のコスト-大島堅一龍谷大教授の講演

中国電力など電力会社、そして政府は「原発は安い」と繰り返しいっています。本当のところはどうなのか?

島根原発2号機、3号機、稼働させたほうが、止まってる今より電気は安くなると、中国電力はいいますが、本当なのか?

これに異論を唱えて、原発は高いと言われる大島教授に詳しく聴こうというのが今日の講演会でした。

大島さんが使われているのは政府の計算式です。電力会社がそこに入れている、資本費(建設費)はフクシマ以前のもので、1機5000億円ほど。今は対策費が膨らんで1機1兆円。10.1円/kwhと言われる発電コストは、17.0円/kwhとなる計算。

そして島根2号機、3号機。中国電力は止まっている今と稼働した場合を比べ、3.2%の値下げという。しかし、止まっている今と廃炉にした場合を比べると、停止中の原発維持費が無くなって、3.7%値下げになると試算されています。これは島根原発の場合で、廃炉と稼働とどちらが安いかは、各電力会社の事情により違うとのことです。

中電は大島教授の計算は間違ってるといいますが、「それならデータを持っている中国電力が正しい計算を示してほしい。」と大島教授。

1機1兆円の原発は、これから新建設は出来ないだろう。減り続けやがて無くなる。これからの原子力事業は事故処理、廃炉、使用済み核燃料の処分と後始末の事業、何も生み出さず未来に負債を残すことになる、と。

また中国電力が島根原発で事故を起こした場合、資産の少ない中国電力には事故対応ための貸付はしてもらえず、収束の費用が賄えない。瞬時に破産になり、補償もできないだろうとも。

なるほど、と頷きながら、恐ろしくなった次第です。ここに拾った話はざっとしたことで、大島さんの著書を買いましたので、もっと勉強します。

★写真は(上)、大島堅一教授、(下)は島根2号機、3号機、稼働と廃炉のどちらがやすいか、の図です。

 

米子市公立保育所の統廃合民営化について、パブコメ募集中ー10月31日まで

この問題、先週木曜27日から、市内の公立保育所14園での説明会が始まりました。

しかしパブコメは今月5日からもう始まっており、10月4日が〆切り。26日の市民福祉常任委員会での報告では、まだ1件しか届いていないという。

当たり前じゃありませんか。知らされていないことに誰がコメントできますか。常任委員会でもパブコメをやり直す、あるいは期間を延ばせと言う意見が数人の議員から出て、今月31日まで延びることになりました。

米子市のホームページに、この統廃合・民営化計画が出ており、パブコメも受け付けられています。たくさんの方にご意見をお寄せいただきたいと思います。

★写真は、保護者への説明資料の一部です。子育て支援課から頂いて来ました。

公立保育所の統廃合ー最初から「民営化ありき」の計画

今日は定例9月米子市議会の一般質問1日目。
日本共産党米子市議団は、
1番岡村英治さん、3番石橋佳枝、5番又野史朗さんと、
初日に3人揃いました。

私は、14園ある米子市立の保育所を、
民間と、あるいは公立同士の統廃合で、
5園にするという計画について追及しました。

今の14園の場合と、5園とした場合、
保育士の配置、人件費、園者の建て替え費用などがどうなるのか、
試算を出して、という質問に、「試算はしていないから出せない」と。
具体的な園名を上げての計画、これほど大規模な計画の提案に、
試算もないとは信じられない。

試算なしにこの計画を出したのなら、
最初から「民営化ありき」ではありませんか。
副市長は「試算は具体的に計画が進んだらそれによって出来ます。
今から試算してある方がおかしい」と。
根拠も示さず構想押し付けるとは、いやはや。

地域保育という小規模保育、企業主導型保育が激増し、
民間企業の参入が突出して多い米子です。
これらの保育所は、空きビル空き店舗利用のワンルームでもよい、
園庭がなくてもいい、
給食は外部搬入でも可(調理室なくても5年間猶予)
などなど、
認可保育所に比べて保育環境などに問題・課題が多い。
あきらかな格差があります。

子どもの保育に責任を持つ、といいつつ
待機児対策も、国のいいなりに民間任せにする、
民営化まっしぐらではありませんか。

★写真はパソコンの置いてある私の仕事机です。

今日から9月議会です

風の強い台風21号が接近ということで小中学校は休校。
今のところは無風で、雨が少し降っています。
今日9月4日から9月議会が始まります。
9月は29年度の決算についても審議をするので、
一般質問はやや早く準備し、初日に3人が揃いました。
9月6日(木)10時始まりです。
岡村さんが10時から、
私はおそらく11時半ごろからお昼休憩挟んで午後に掛り、
又野さんは午後2時から2時半の間のスタートになりそうです。
傍聴よろしくお願いします。

【岡村英治議員(1番目)】

1、産廃処分場計画は白紙撤回を求める

①事業遂行には住民の理解と納得が欠かせない

②公平・公正な行政運営を求める

2、「災害」級の異常な暑さ対策を求める

①社会的弱者に対する「災害」対策

②教室へのエアコン設置を求める

3、教育行政のあり方を考える

①「夏休み中の部活動の休止」発言について

②「学テの成績を教員の評価に反映」発言について

【石橋佳枝議員(3番目)】

1、公共交通をもっと便利に

①路線バスの運行状況や料金の見直し

②バス路線の無い地域はコミバス、デマンドタクシーなどの試行を

2、防災対策の強化を

①危険な急傾斜地(土砂崩れ、土石流)の対策

②洪水対策

③除雪体制

3、市民を守る国民健康保険を

①徴収について

②払える国保料に

4、公の責任で保育の質と安全を守る

①小規模保育所について

②企業主導型保育所について

③市立保育園の民営化について

【又野史朗議員(5番目)】

1、産業廃棄物処分場建設計画の中止を求めて

①県条例の手続等の手引きに基づかない進め方

②関係自治会について

③環境管理事業センターへの旧淀江町の回答

2、健診から子育て支援につなげる

①学校での歯科、眼科健診から家庭環境を把握

3、地域福祉計画の充実に向けて

①地域福祉計画の取り組みと社会福祉協議会の役割

4、職場環境の改善

①職員のメンタルヘルス

②保育職場の改善

米子市が公立保育所の民営化を一気に進める計画を

米子市が公立(米子市立)保育所の統廃合を、
一気に進めようと言う計画を持っていることがわかりました。
公立と公立、公立と民間など、2園から3園を1園に統合するなどし、
結果として公立保育所は今の14園から5園にしようとする計画です。
27日「鳥取の保育を考える会」は、
米子市に保育をよくするための要請を行い、
この席に私も同席・傍聴しました。
その項目にも公立保育所の民営化について、
どういう計画があるのかという問いがありました。
「具体的にはまだ決まっていない」というのが市当局の回答でした。
しかし、この前後に公立保育所の保育士さんたちには、
具体的な統廃合案を説明しており、(29日関係者から聴く。)
9月末には在園児の保護者にも説明を始める予定だと言います。
保育への公の責任が後退する民営化にはもともと反対で、
民間の保育所では給与など処遇が後退する保育士さんのことなど
保育の後退にも繋がることが心配です。
そして、保育をよくするための要請を行った市民に対しての
不誠実な対応にも怒りを覚えています。
★写真は27日の「保育を考える会」の要請のもよう。
左側が市当局、右が石井由加利会長ら会のメンバー。
13園と書いていましたが、14が正しいとの指摘あり、
数え直して訂正しました。