今日は新婦人俳句小組<GO!しちご>11月句会でした。
冬ごもる亀をうらやむ朝仕度 まゆみ
黄葉の降る降る散歩犬 ちえ子
改憲を通さぬ門の冬構 をさむ
千歳飴突き上げる手の決めポーズ 恵子
軒下の野草の鉢や冬隣 やちよ
共闘の果実芳し草紅葉 よし枝
今日は新婦人俳句小組<GO!しちご>11月句会でした。
冬ごもる亀をうらやむ朝仕度 まゆみ
黄葉の降る降る散歩犬 ちえ子
改憲を通さぬ門の冬構 をさむ
千歳飴突き上げる手の決めポーズ 恵子
軒下の野草の鉢や冬隣 やちよ
共闘の果実芳し草紅葉 よし枝
今月の新婦人俳句小組<GO!しちご>の句会は昨日でした。
○糸月や亡き母想うひな祭り(やちよ)
○春日向ややの泣き声朗らかに(恵子)
○陽の入りに幻のごと紫山かな(あき子)
○始まりの春に気負いの眉を描く(ちえ子)…
○ダイエット決まり文句は「明日から」(まちえ)
○春疾風突いて重税ノ―のデモ(をさむ)
○春陽差すひきこもる子の髪と髭(よし枝)
当日その場で出題の「すみれ」も詠みました。
○肋骨の痛み和らぎ花すみれ(よし枝)
○クラシック流れる喫茶花すみれ(をさむ)
○はや気持ちステップ軽し花すみれ(ちえ子)
○畑地のすみれ引き抜く気がとがめ(あき子)
○すみれ道孫の通園手をつなぐ(恵子)
みんな、上手くなったなあ。
★だんだん晴れた空に大山がくっきりと。この白銀の姿はもうしばらくの間ですね。
あれこれでお休みしていた<GO!しちご>ですが、半年ぶりに句会を再会しました。忌憚のない感想、批評のひと時は、ほんとに楽しい!
今日の最高点句(4点句)・・・(おっほん、作者は私です。)
オスプレイ堕ち南(みんなみ)の海凍てる (よし枝)
そして、他の参加者の句
わ~い!積もった!親子飛び出す銀世界 (恵子)
ブルーシートの屋根また屋根に雪が降る (ちえ子)
月と星寄り添い明る凍夜かな (八千代)
元旦のウオーク足裏(あうら)より精気 (をさむ)
投句はなくて選句のみのあき子さんの当日参加があり、賑やかになりました。(このあと、あき子さんと私は「原発ゼロへ!反原発デモ」へ一緒に行きました。雨が強くなったり、止んだりの中でしたが。)
なお、初句会の挨拶句として、私はつぎの句も。
雪は雨に弾む声寄る初句会 (よし枝)
11月29日、新俳句人連盟鳥取支部の第8回総会を行いました。仕事や活動で多忙なメンバーは、なかなか揃いませんが、それでも10人が参加。
先ず山上英明会長の挨拶。戦争法をめぐる情勢、俳人金子兜太の書「アベ政治を許さない」を掲げる運動などについて、今年も元気で句作に励みましょうなどなど。そして各自の近況を交えた自己紹介をしました。
この7年の間に前会長・野田賢太郎さんが亡くなられ、その夫人美智恵さんが会員となられたり、また田村忠剛さんが亡くなられて、その娘さんの池場さんが会員となられたり、支部発足の前から夫さんの闘病・介護をされてきて、その痛切な思いを句に詠われてきた幾代さんの夫さんが、とうとう今年逝ってしまわれたり、いろんな変遷がありました。また会員も少しずつ増え今年は新しい仲間を2人迎えることが出来ました。
そして戦争法を廃案にする統一署名に、支部名の入った署名用紙で取り組むこととしました。
日頃は紙上句会で直接のやり取りが出来ませんが、一同に会しての句会は楽しい。最高点句の「お菜三品のしたり顔」はきっとベテラン主婦のあの人かこの人と思えば、最年少の智子ちゃんだったりするんですから。
来年はアンネの薔薇のいい時分に、をさむさんのお寺、樹木葬の正福寺で、句会を開くように努力しましょうということになりました。
★☆総会句会の出句から★
秋燕幼をぎゅっとデモのママ 英明
封印すれば夜更けにあふれ出す水音 幾代
引き抜かれても抜かれても座る冬辺野古 よし枝
ゴンドラに乗り秋色の別世界 美智恵
せせらぎに癒され秋の散歩道 紀子
冬が来る前に大山(やま)を見にゆくナナカマド ちえ子
月光の真白き障子柿すだれ 千枝子
休耕田主はセイタカアワダチソウ 恵子
大根でお菜三品のしたり顔 智子
団栗を踏んで行く行く兜太文字 計男
暴力で辺野古奪うな栗爆る 美河
冬薔薇の手向けに添える三色旗 をさむ
早や日暮れ原発いらぬ金曜日 太一
尖る風色増す軒のつるし柿 香葉
★記念写真はとりましたが、私のデジカメにはなし。着て行った黒地の羽織と連れてった鞄とそれにつけた「アベ政治を許さない」=国賠の交流会で買ってきた、「毎日ひとりでもデモ」用。
昨年11月に最初は予定したものが、総選挙などで3度の変更、結果としていっせい地方選挙の直前になってしまいましたが、事務局長渡辺をさむさんのご尽力で、忙しいメンバーが集うことが出来ました。
特に、夕方から大事なつどいが控えている私が、最後まで参加できるよう段取りして頂いて、感謝感謝です。
私の総会句会の提出句は以下の3点
密やかな歌声仮設の春五たび
申告のパソコン打ち込む春炬燵
心情も笑顔もコピペ木偶の春 よし枝
ちなみに、「密やかな・・・」は当日の最高点6点句となり、安倍首相を読んだ「心情も・・・」の句はひとりよがりだったようで1点。
最高点6点句はもうひとつあり、沖縄辺野古へ思いを寄せる、
春の海珊瑚の涙打ち寄せる 美河
また、安倍首相を詠んだ句ももう一つ、これが良くて私は選句しました。
口の運動の如き国会答弁見ている 幾代
*「発声練習のように口のうごく・・・」と紹介していましたが、間違いでした。おわびして訂正します。