「俳句」カテゴリーアーカイブ

新婦人俳句小組<GO!しちご>11月句会

今日は新婦人俳句小組<GO!しちご>11月句会でした。

冬ごもる亀をうらやむ朝仕度    まゆみ

黄葉の降る降る散歩犬       ちえ子

改憲を通さぬ門の冬構       をさむ

千歳飴突き上げる手の決めポーズ  恵子

軒下の野草の鉢や冬隣       やちよ

共闘の果実芳し草紅葉       よし枝

新婦人俳句小組<GO!しちご>3月句会、晴天です

2017_0317_170017-IMG_8141今月の新婦人俳句小組<GO!しちご>の句会は昨日でした。

○糸月や亡き母想うひな祭り(やちよ)
○春日向ややの泣き声朗らかに(恵子)
○陽の入りに幻のごと紫山かな(あき子)
○始まりの春に気負いの眉を描く(ちえ子)
○ダイエット決まり文句は「明日から」(まちえ)
○春疾風突いて重税ノ―のデモ(をさむ)
○春陽差すひきこもる子の髪と髭(よし枝)

当日その場で出題の「すみれ」も詠みました。
○肋骨の痛み和らぎ花すみれ(よし枝)
○クラシック流れる喫茶花すみれ(をさむ)
○はや気持ちステップ軽し花すみれ(ちえ子)
○畑地のすみれ引き抜く気がとがめ(あき子)
○すみれ道孫の通園手をつなぐ(恵子)

みんな、上手くなったなあ。

★だんだん晴れた空に大山がくっきりと。この白銀の姿はもうしばらくの間ですね。

新婦人俳句小組<GO!しちご>1月句会

あれこれでお休みしていた<GO!しちご>ですが、半年ぶりに句会を再会しました。忌憚のない感想、批評のひと時は、ほんとに楽しい!

今日の最高点句(4点句)・・・(おっほん、作者は私です。)

オスプレイ堕ち南(みんなみ)の海凍てる    (よし枝)

そして、他の参加者の句

わ~い!積もった!親子飛び出す銀世界    (恵子)

ブルーシートの屋根また屋根に雪が降る     (ちえ子)

月と星寄り添い明る凍夜かな            (八千代)

元旦のウオーク足裏(あうら)より精気       (をさむ)

投句はなくて選句のみのあき子さんの当日参加があり、賑やかになりました。(このあと、あき子さんと私は「原発ゼロへ!反原発デモ」へ一緒に行きました。雨が強くなったり、止んだりの中でしたが。)

なお、初句会の挨拶句として、私はつぎの句も。

雪は雨に弾む声寄る初句会              (よし枝)

「暮れかねてゆとり覚えるスタンディング」恵子ー新婦人俳句小組3月句会

2016_0321_133931-IMG_6353今日は新婦人の俳句小組「GO!しちご」3月句会。6人の出句で句会参加は5人。最高点句(5点句)は
暮れかねてゆとり覚えるスタンディング      恵子
でした。春になり日暮れが遅くなって気持ちゆとりが出来た、
冬の寒い間も立ち続けた作者の思い伝わります。


待機児は保県所行き健やかに        八千代
古希むかえ気になる歳の死亡欄       アキ
春憂い版画のごとき大山(やま)在りて    ちえ子
母子草小石一つの父のこと         をさむ
白木蓮巣籠りの子の卒業す         よし枝 

新婦人俳句小組<GO!しちご>2月句会ひらきました

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<GO!しちご>2月句会は参加5名(出句・選句は6名)

梅の香や受け入れがたし古希の紅       (アキ)

新中学生諭吉が次々飛んでいく         (恵子)

心根を濡らすようにぼたん雪降る         (ちえ子)

白雲を伊達被りして大山(やま)笑う       (をさむ)

地下水の凍土となるの不可思議の        (八千代)

水道工の丸めた背中寒霰              (よし枝)

私の句「水道工の・・・」は5点入り、最高点でした。

今日はよいお天気で、句会の窓から美しい大山が見えました。

★写真は午後所用で出かけたときの日野川土手から見た大山。

新婦人俳句小組<GO!しちご>の1月句会

2015_1221_152251-IMG_5993今日は新春句会。みんなでお昼ご飯を食べて句会でした。

     大掃除日々の横着後悔す          (恵子)

     大年の落暉につなぐ座り込み        (をさむ)

     消費税上げちゃダメよ凧あげる       (八千代)

     統一署名ゴールド袴の新成人        (ちえ子)

     あらくさのすぎなに学べ新婦人        (あき子)

     歩むほど水音高し淀江小春日        (佳弥子)

      十七歳の亡骸明かす寒の星         (よし枝)

 

そして、その場で詠む今日の席題は、「とんどさん」

    戦争法火焔にまいてとんどさん        (をさむ)

     幸いを乞う福島のとんどさん          (ちえ子)

     強風に帽子押さえてとんどさん         (恵子)

     団地でも竹一本とんどさん            (あき子)

     火の粉舞う浜のとんどの風強く         (よし枝)

新俳句人連盟鳥取支部の第8回総会・句会

11月29日、新俳句人連盟鳥取支部の第8回総会を行いました。仕事や2015_1130_220807-IMG_5911活動で多忙なメンバーは、なかなか揃いませんが、それでも10人が参加。

先ず山上英明会長の挨拶。戦争法をめぐる情勢、俳人金子兜太の書「アベ政治を許さない」を掲げる運動などについて、今年も元気で句作に励みましょうなどなど。そして各自の近況を交えた自己紹介をしました。

この7年の間に前会長・野田賢太郎さんが亡くなられ、その夫人美智恵さんが会員となられたり、また田村忠剛さんが亡くなられて、その娘さんの池場さんが会員となられたり、支部発足の前から夫さんの闘病・介護をされてきて、その痛切な思いを句に詠われてきた幾代さんの夫さんが、とうとう今年逝ってしまわれたり、いろんな変遷がありました。また会員も少しずつ増え今年は新しい仲間を2人迎えることが出来ました。

そして戦争法を廃案にする統一署名に、支部名の入った署名用紙で取り組むこととしました。

日頃は紙上句会で直接のやり取りが出来ませんが、一同に会しての句会は楽しい。最高点句の「お菜三品のしたり顔」はきっとベテラン主婦のあの人かこの人と思えば、最年少の智子ちゃんだったりするんですから。

来年はアンネの薔薇のいい時分に、をさむさんのお寺、樹木葬の正福寺で、句会を開くように努力しましょうということになりました。

★☆総会句会の出句から★

秋燕幼をぎゅっとデモのママ       英明

封印すれば夜更けにあふれ出す水音    幾代

引き抜かれても抜かれても座る冬辺野古   よし枝

ゴンドラに乗り秋色の別世界       美智恵

せせらぎに癒され秋の散歩道       紀子

冬が来る前に大山(やま)を見にゆくナナカマド  ちえ子

月光の真白き障子柿すだれ        千枝子

休耕田主はセイタカアワダチソウ     恵子

大根でお菜三品のしたり顔        智子

団栗を踏んで行く行く兜太文字      計男

暴力で辺野古奪うな栗爆る        美河

冬薔薇の手向けに添える三色旗      をさむ

早や日暮れ原発いらぬ金曜日       太一

尖る風色増す軒のつるし柿        香葉

★記念写真はとりましたが、私のデジカメにはなし。着て行った黒地の羽織と連れてった鞄とそれにつけた「アベ政治を許さない」=国賠の交流会で買ってきた、「毎日ひとりでもデモ」用。

第5回 新婦人俳句小組<GO!しちご>

11月2日、第5回俳句小組<GO!しちご>を行いました。少し出句の人が増えていますが、なかなか全員集まれなくて。2015_1104_111725-IMG_5763

パラグライダーオーイ地球と呼びかけて       あき子

天からの便りを拝受椋落ち葉              よし枝

無患子(むくろじ)の郷にも貼られ兜太の書      をさむ

マイプラカード掲げる並木に欅散る           恵子

かぼちゃ提灯(ランタン)古代ケルトの闇深し     佳弥子

三日月夜ガムランの風清水寺              ちえ子

二割引き寿司買い祝うサファイア婚           八千代

★写真は、わが家の秋、左側の木が葉をからからと落とす椋の木です。

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俳句ー春、2015年新俳句人連盟鳥取支部第7回総会

2015_0321_124819-IMG_4538春分の日の21日はまた、新俳句人連盟鳥取支部総会でした。

昨年11月に最初は予定したものが、総選挙などで3度の変更、結果としていっせい地方選挙の直前になってしまいましたが、事務局長渡辺をさむさんのご尽力で、忙しいメンバーが集うことが出来ました。

特に、夕方から大事なつどいが控えている私が、最後まで参加できるよう段取りして頂いて、感謝感謝です。

私の総会句会の提出句は以下の3点

    密やかな歌声仮設の春五たび

    申告のパソコン打ち込む春炬燵

    心情も笑顔もコピペ木偶の春      よし枝

ちなみに、「密やかな・・・」は当日の最高点6点句となり、安倍首相を読んだ「心情も・・・」の句はひとりよがりだったようで1点。

最高点6点句はもうひとつあり、沖縄辺野古へ思いを寄せる、

    春の海珊瑚の涙打ち寄せる    美河

また、安倍首相を詠んだ句ももう一つ、これが良くて私は選句しました。

    口の運動の如き国会答弁見ている    幾代

*「発声練習のように口のうごく・・・」と紹介していましたが、間違いでした。おわびして訂正します。