広域化でどうなる?国保学習会

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中央社保協の相野谷安孝(あいのや・やすたか)事務局長を迎え、国保改善の学習会が、倉吉市の伯耆しあわせの郷で開かれました。

鳥取県は国の方針を受けて国民健康保険の広域化(県一本化)の策定を始めました。

今、国保はほとんどの自治体が赤字で、高い国保料、国保税のために、たくさんの滞納者を出しています。

滞納者に発行される制裁措置の短期保険証、資格証明書、そして高い病院窓口負担により、受診抑制が進んでいます。米子でも手遅れで亡くなった方もあります。

今、国保を改善することが急がれます。

各地のねばり強い運動で、子どもの資格証・短期証をなくす、44条の窓口負担軽減措置を広げるなど、成果があがっています。

米子でも今年度は保険料を引き上げない、国保財政安定化事業の交付金を全額国保財源に繰り入れる、一般会計からの法定外の繰入金など、赤字を埋めるためにこれまで要求してもかなわなかったことが行われました。

国保は社会保障として、国民皆保険として、改善され守られることが必要です。

しかし、国の打ち出した広域化は全く逆方向で、県内市町村で助け合う仕組みと言い、各自治体が努力してきたことを無にする、平準化が行われようとしています。

全国が一体となった運動が急務だと提起されています。

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