蘇鉄<その2>

蘇鉄に間違いないようです。                                    2011_0402_103654-PAP_0081

高知などでは毎年秋の11月頃、実をつけるそうです。

もっとも、蘇鉄は裸子植物で、赤い実のようなのは、実は種子。

猛毒があり、水に長い間晒すとか、加熱とか、処理が要るとのこと。

沖縄では、蘇鉄味噌という食材もあるとか。

これなら、冬の寒さのせいではなく、

夏の猛暑のもたらしたもの、なのかな。

種子を包むようにある白い葉のようなものを見ると、

蘇鉄が羊歯の仲間だとわかる、ということです。

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「蘇鉄<その2>」への3件のフィードバック

  1. 調べてみると昨年の猛暑(7月から9月)の影響が出ています。
    あり得ないことがいっぱい起きています。
    今年はつつじが出荷されていないとか。
    今年は大雪が降って寒く、
    3月から4月は暖かくならなくてはいけないのに寒い日が続いています。
    異常気象がもたらしております。

  2. 閑話休題:元琉球王国の住民からすれば、「蘇鉄の種子」と聞くと「蘇鉄地獄」を思い出してなりません。王国の飢饉の際には、種子はアゾキシメタンを含む配糖体であるサイカ

    シンを含み有毒であるが、澱粉も多いので、皮を剥き、時間をかけて充分に水に晒し、発酵させ、乾燥などの処理をし、食用に供しておりました。然しながら、余りの飢饉のため

    この処理過程を充分にこなせず、半製品を住民が食し、毒にやられて苦しむ人が多数出たり、最悪の場合には命を落とす人々もおりました。また、与論島でも本土復帰後数年は、

    島民の生活は大変貧しく、蘇鉄の種子で飢えをしのいでいた状況にありました。これらのことを指して、「蘇鉄地獄」という言葉が存在します。けして、物珍しいものではありません。

  3. 勝田さま、成田さま、ありがとうございます。「蘇鉄地獄」ですか。
    今、放射能汚染で、「飽食」の日本にも魚や野菜の生産や食糧問題に火がつきそうですが、「蘇鉄地獄」の時代がすぐ直前にあったわけですね。
    今年は足元を見つめなおす年になりましたね。

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