原発問題の第一人者、日本共産党の吉井英勝衆議院議員を迎え、
原発から20キロ圏内にある唯一の県庁所在地、松江市で、
「原発問題を考える集い」が5月22日(日)午後開かれました。
吉井衆院議員は、京大の原子核工学科卒で、
原子力の平和利用の技術者として働いたことのある方。
科学理論でも技術者としても、もちろん政策でも話せる、文字通り第一人者です。
福島原発事故は、地震や津波により起る危険に目をつぶって原子力行政を進めたこと、
そして危機打開のためのベント(原子炉内の圧力を下げるための措置)、海水注入の遅れなど、
初動の管首相の判断のおくれとの、二重の人災であること。
原発は開けて見ることが出来ないブラックボックスだから、
情報が開示されなければ収束への道筋も立てられないこと。
安全性の確保のためにも正しい情報を公開すべき。
そしてもっと細かな情報を捉えられるモニタリング・ポストをたくさん設けるべき。
また活断層があったり地震の予想されるところに原発を造っているのは日本だけであること、などなど、
あっと言う間の3時間でした。
島根原発に関する問題は尾村島根県議が県議会での質問を中心に話されました。