『未来のみなさんへ
ここは21世紀に処分された
放射性廃棄物の埋蔵場所です』
未来の人類へ語りかける形のナレーションで進行するこの映画は、
現在フィンランドで建設中の使用済み核燃料の最終処理施設のドキュメントです。
10万年後の人類にこの「隠された場所」=オンカロの意味が、危険性が伝えられるかというのが、
監督マイケル・マドセンが発する質問、
そして「完全に忘れ去られるようにしなくてはならない」(標識など作らない、隠す)という意見と、
「忘れないということを忘れないように伝えていくべき」(文字のみでなく絵の表示などで未来の人類に示し、代々言い伝えて)とに分かれていく。
結論は出ない。
未来に残す負の遺産の前に、静かな語り口(理性的な怒り、か)。
昨日福山まで来て見ました。観客3人。
★☆タイトル「100000万年後の安全」は誤り、「100000年後の安全」に訂正しました。yonago2
さん、ありがとうございました。
タイトルの「万」は余分じゃないでしょうか…?
はい、ありがとうございます。早速訂正いたします。