7月8日(金)の朝、
「平和で暮らしい境港を造る会」、「平和・民主・住みよい米子をつくる会」など15の団体の20数名が、
防衛省中国四国防衛局美保事務所(東町合同庁舎内にあるんです)に、
米子空港(美保基地)へのC2(仮称)配備に反対し、
郷土の平和と住民の安全を守ることについての申し入れを行いました。
狭い署長室に、椅子の用意もない応対です。(5脚ほどその場で運び入れた。)
滑走路が2,500kmに延長され、2年前に米軍基地とされた美保基地に、
これまでのC1輸送機の1.5倍の大きさで、搭載量、航続距離ともに4倍となるC2が配備されることで、
基地機能が強化され、米軍と共同の軍事活動が強化されるのではないかと私たちは恐れています。
事前に次ぎの6項目が要望事項として伝えてありました。
①騒音の数値や訓練の回数など具体的に示し住民に説明すること。
説明会は、米子、境港全域を対象とすること。
②住民視察の実施について、今の段階での実施は必要ないのではないか。
③航続距離4倍のC2の活動範囲はどこまで。また何のためか。
アメリカ軍の武器、兵員の輸送、給油を行うことはあるのか。
④アメリカが「有事」と判断した場合、民間空港の使用が制限されることはあるか。
⑤C1が老朽化したためと説明されているが、前期の使用年数を明らかにすること。
⑥平成254年にならないと説明できないといいながら、配備を急ぐ理由はなにか。
しかし答えられたのは、
「C2配備は中期防にそった必要な施策です。」「アメリカ有事という仮定の話には答えられない」
これだけです。重ねて質問する中で、C2はインド当たりまで飛べる、位はわかりました。
しかし、「私はこれ以上は答えられませんが、ご理解願いたい。」と繰り返す所長。
「何も答えないでおいて、理解してくれといわれても納得できない。」
「事前渡しの質問に、これでは応えることになっていない。」
「答えられないというのは、後ろ暗いことがあるからだろう。」などなど、怒りの声。
もう一度、私たちの声を中国四国防衛局長に伝えて回答をしてくれ、と言えば、
「もう一度言ったとしても同じ答えです。」と所長。
問答無用という態度に、市民に本当に理解してもらおうという姿勢は一かけらもなし。
このC2配備が美保基地の性格を大きく変え、
アメリカの戦争に使用される危険な事態となるのではないか、
というこちらの問いかけにも、全くのノーコメントです。やっぱり、
「答えられないのが答えか」と、つぶやいたメンバーの声に深く同感。