子ども・子育て新システム

27日は、「取の保育を考える会」の講演会、                                         2011_1127_140140-IMG_0117

鳥取大学地域学部の奥野隆一先生が退官して故郷へ帰られる最後の保育問題講座ということでした。

政府の年内取りまとめをいそいでいる「子ども・子育て新システム」は

幼稚園(文科省)と保育所(厚労省)とを統合一体化し、

「幼保一元化」した「こども園」で「二重行政を解消する」というものですが、

「こども園」に移行しない私立幼稚園への私学助成の存続がしめされ、

いったいどうなってるの、という声のなか、

保育関係者、西部の各市町村の議員などたくさんの参加がありました。

奥野先生は、一元化どころか三元化(総合施設は子ども家庭省、0~2歳児保育は厚労省、市立幼稚園は文科省)となってしまった現状を述べ、

しかし変わらないのは民主党政権が推し進める新自由主義の改革、

①規制緩和②民営化③市場化にそっていることで、どこに狙いがあるのかがいよいよ明らかになった。

国が保育の責任を投げ捨て、民間へと市場化することが目的だと述べられました。

介護保険、障害者自立支援法と、福祉の制度を改変し、

いよいよ保育も福祉からお金で保育を買う制度に変えてしまおうというこの新システム、

広く国民にに、この意味を知らせ、力をあわせることが必要です。

Share Button

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です