今日予算特別委員会の開会わずか2分の終了後、
全協が開かれ、あくまで「米子市案」で協議の上変わるかもしれないという前置きの、
中電との原子力安全協定(案)が提示されました。
松江との協定での「立ち入り調査」は「現場確認し意見をいえる。中電は誠意を持って応える。」に、
「事前了解」は「事前に報告を受け意見をいえる。中電は誠意を持って応える。」に、
なっているが、その中電の誠意を信頼できると思う根拠はなにか。と言えば、
「協定に誠意と書かれるから誠意を尽くされるものと考える」
また立地市松江と意見が食い違ったら(例えば再稼働を許す、許さないなど)一体中電はどう応えるのか、との問いに、
「もしそうであっても誠意を持って応えていただける」とか、
答えにならない答えを繰り返す市長。
私は、「EPZ10キロの時から立ち入り調査、事前了解を求めてきたのに、福島を経た今、なぜ後退した協定を結ぼうとするのか。市民はどう原発事故を起こさせないか、中電を監視するのか、福島後もなんら反省のない中電にどう反省を求めるか、と強い縛りを求めている。こんな協定は前進ではなく後退だ。中電の誠意に頼って中電のやりたいようにさせてやるだけではないか。」と聞きましたが、
「何もないところに法的な根拠となる協定は前進。」という市長ににもう一言、「法的根拠を低いレベルにすれば、マイナスしかない。」といったが無駄。
2時間以上の長いやり取りの末、賛成の議員が挙手して意見表明。
結局反対は7名。共産党の岡村、松本、石橋に、中川、門脇、国頭、山川でした。
「原発をなくせというのが私の主張ですが、一歩前進と思うので」と言い訳し、胸の前で低く手を挙げた議員も。