墓石を建てる代わりに樹木を植える、樹木葬のお寺です。
墓を守る身内のない方の永代供養もして頂けるので、
数年前から注目が集まっています。
本堂の方からではなく、道から直接入る入り口には、
一段高くしつらえた花壇に「アンネの薔薇」が今咲き誇っています。
黄色からオレンジ、赤と染め分けられた花は表情が豊かです。
この「アンネの薔薇」はユダヤ人の強制収容所で亡くなったアンネ・フランクのお父さんの
オットー・フランク氏が育て、世界中の平和を願う人々の手で、
世界中に広げられました。
この「アンネの薔薇」の周囲にも眠る方たちがあります。
樹木葬のこの霊園には数名の知人が眠られており、
寄るたびに声を掛けて帰るのですが、
かつて高校時代の恩師がもうひとり、居られるのを発見。
お若かったころの顔を思い出しつつ、
ちょっと佇みました。