「こうして仕事に成功した」とかいう本が多いのですが、ときどき発見があります。
アンパンマンは子どもからお年よりまで、良く知られているヒーローですが、やなせたかしさんのことは、あまり存じませんでした。
「詩とメルヘン」というやなせさん編集の雑誌は、あまりに優しすぎると思って、そうそう開くこともないままに、いつかなくなっていた。
でもこの本に書かれた「正義」と「ヒーロー」に、つよく共感しました。
「アンパンマンは、世界最弱のヒーローだ。正義を行う人は強いひとかというと、そうではないと思う。普通に弱い人なんだと思う。でも、火事で子どもが焼け死にそうに・・・<中略>・・・こんなふうに、ちっとも強いわけではない。だけど、やらねばならないときには、勇気を出して戦う。それが正義だ。」「戦うときは、自分ひとりだと思わなくてはいけない。道連れをつくるのはよくない。どんな時にも責任は自分で負う覚悟が必要だ。」
こういう言葉に魅かれ、今読んでいます。