大掃除日々の横着後悔す (恵子)
大年の落暉につなぐ座り込み (をさむ)
消費税上げちゃダメよ凧あげる (八千代)
統一署名ゴールド袴の新成人 (ちえ子)
あらくさのすぎなに学べ新婦人 (あき子)
歩むほど水音高し淀江小春日 (佳弥子)
十七歳の亡骸明かす寒の星 (よし枝)
そして、その場で詠む今日の席題は、「とんどさん」
戦争法火焔にまいてとんどさん (をさむ)
幸いを乞う福島のとんどさん (ちえ子)
強風に帽子押さえてとんどさん (恵子)
団地でも竹一本とんどさん (あき子)
火の粉舞う浜のとんどの風強く (よし枝)