米子市淀江町の大山麓に産業廃棄物最終処分場を建設する問題が大詰めにきています。
鳥取県と県の第3セクター、環境管理事業センターは、住民の2万4千の署名を積み上げての反対の声も振りきって条例手続きに入り,「地元」6自治会の公民館、米子市役所、西部総合事務所などで計画書の縦覧をしています。
しかしこの縦覧中の計画書には、予定地のやく半分に当たる米子市所有の土地に関する部分50Pがすっかり抜けてる(抜いてある)ことに、「大山ふもとの自然環境と米子の水を守る会」の会員が気がつきました。
縦覧より先に情報開示を求めて得た計画書にはあるその部分が、すっかりないのです。
米子市所有の土地については、米子市との合併の前、旧淀江町のときに一般廃棄物の処分場予定地として使うという、淀江町と一般廃棄物処分場の運営会社「環境プラント」との協定書があり、まだその協定は生きているのです。この土地に関する部分がありません。
条例手続きに定められた縦覧の計画書として瑕疵があるとして、「大山ふもとの自然環境と米子の水を守る会」が米子市役所記者クラブで記者会見を行いました。そして市長にもこの件について伝えるために面談を求めました。
野坂米子市長、そして平井鳥取県知事も、この会のメンバーが何度面談を求めてもただの1度も、5分、10分すらも会おうとしません。これは自治体の長にあるまじき態度です。
★写真(上)は記者会見前に市役所前の路上に緊急呼びかけに応えて集まった約60人の人たち。プラカードと旗は女性群が昨夜夜なべでつくったもの。
★写真(下)は市長室まえで市長に面談の日取りを決めてほしいと秘書課職員に訴えている人たち。