島根原発をめぐる学習意見交換会=松江(日本共産党島根県議団主催)

8月4日、島根原発問題での意見交換会が松江市であると、尾村利成島根県議からの鳥取県西部議員・関係者へのお誘いがあり、参加してきました。
①島根原発をめぐる近況報告ー39Kmに延びた宍道断層、1号機廃炉計画など(尾村県議)
②京都自治体問題研究所事務局長・池田豊氏、同研究所、日本科学者会議会員・市川章人氏の報告ー原発をめぐる情勢と展望
③質疑応答(この中で片寄元松江市議の地質調査報告もありました。)
宍道断層を39Kmに見直すことに規制委員会では異論は出ず、しかしその間5Kmと近づいた鳥取県沖西部断層との連動についてデータを整理して説明することを、中国電力は求められています。鳥取県沖西部断層とその8Km東にある東部断層は、既に連動すると想定されています。鳥取沖東部断層の東端から宍道断層の西端まで142Km、これが連動することは、おそろしいことですが容易に想定できます。
京都自治体問題研究所の世界の情勢から原発全般にわたる報告の中では、日本の原発行政の杜撰さ、再稼働ありきで苛酷事故対策はなく、住民のいのちと安全は自治体に責任おしつけの「新基準」と規制委員会など、改めて学びました。
宍道断層と鳥取県沖西部断層との連動問題は、中国電力の島根原発2号機が再稼働出来るかどうかの問題となっており、私たち再稼働反対の運動をするものにとっても正念場です。
危ない原発行政を広く知らせ、原発反対ではなくても、いのちや地域を守りたい多くの人々との共同が必要ではないかと投げかけられました。
★写真上は交換会風景。下は大根島から大海崎へと渡る堤防の上のパーキングエリア。中海の向こうは境港の街です。この湖、山、島を守りたいといつも思います。

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