選挙があったりして忙しい中、参加は少ないながら、12月も句会が持てました。
破れ障子穴から覗く孫の顔 恵子
枯山に「ワタシハココヨ」と燃ゆ朱の実 眞弓
戦争をぽつりと母や根深汁 をさむ
ほのあかり隣の庭の山茶花の紅 やちよ
冬の蠅ふわりふわりと生き延びる ちえ子
タイヤ交換夫に感謝の雪の朝 あき子
着ぶくれて少女ら見つむ流星群 よし枝
今日の句会でのお題は「師走」でした。う~ん、出来んなどと、言いながら5分すればなんとか出てくるのが不思議。
師走の町に9条署名の呼び声が をさむ
ジャズ流る喫茶の珈琲師走かな ちえ子
ジングルベルの聞こえぬ街や師走入る よし枝