核のない平和な世界と憲法9条

100917

九条の会第10回憲法セミナー、

「核のない平和な世界と憲法9条」が、松江「くにびきメッセ」で開かれました。

もと広島市長の平岡敬(ひらおか・たかし)さん、

イラク支援ボランティアの高遠菜穂子(たかとう・なほこ)のおふたりが講演。

平岡さんは、民主党政権は自民党以上に軍事・日米安保条約に依存していること。

鳩山退陣はアメリカに逆らった結果であり、日本にも「安保ロビー」という安保で飯を喰ってるものがおり、

日本はアメリカの食い物になっている。今も占領下のようなマインドコントロールがある。

欺瞞に満ちた民主主義の世界に、いっそ戦争よ起れ、みんなが何も無い対等の場に立てる、という声がある。

その先にどんな世界をつくるのか、誰もが豊か、公正、安心な世界をつくるんだということを語らねばならない。

歯に衣を着せないはっきりした語り口でした。

高遠菜穂子さんは、ご存じのイラクで人質になった方です。

いかにメディアが偏った情報を流しているのかを、

今になりアメリカ兵士の告白からやっと知られるようになったイラク戦争の真相を語りました。

イラク攻撃は大量破壊兵器の保有疑惑を理由に始まったのですが、

これは何百回も査察に入った人たちが言い続けた通り、誤りだったこと。

英国・米国はやっと誤りを認めたが、日本政府はまだこの攻撃理由を支持している、などです。

高遠さんは、「私は戦争が続くこの世界で、それを忘れて生きてはいけない。

もっとも困難な中にいる戦火の中に生きる人の支援こそ自分の仕事」と語りました。

気持ちを大きく揺すぶられるのは、この人のこの生き方によるのだと感じました。

★写真は撮影禁止で撮れず、定岡敏行境港市議のblogからお借りしました。

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