子どもの人権研究会という大会があると、
「子どもの人権広場」から案内を頂き、参加しました。
長年国連の子どもの権利委員会の報告審査を傍聴し続け、
子どもの権利条約の運動で有名な平野裕二(ひらの・ゆうじ)さんの講演、
「問われる日本の法制度・社会制度ー子どもの権利委員会第3報告から」に始まり、
県内の母子福祉施設長、大塩孝江(おおしお・たかえ)さんの現場からの報告、
「社会的養護の充実により子どもの虐待防止を」が続き、
県外から弁護士の中川明(なかがわ・あきら)さん、同じく弁護士の定者吉人(じょうしゃ・よしと)さんという
子どもの権利条約に深く関わられている方たちと、
県議の浜田妙子(はまだ・たえこ)さん、県議の市谷知子(いちたに・ともこ)さんが、
平野さん、大塩さんに加わった、パネルディスカッションがありました。
司会の鳥取県弁護士会の安田、駒井両氏の設問に応え、
なぜ子どもの権利条約なのかが深められました。
中川弁護士の「子どもは未来からの贈り物、私たちよりももっと進んだ世界をつくる」、
定者弁護士の少年犯罪の弁護経験の話しと「子どもへの畏敬」という言葉、
平野さんの「私たち抜きで私たちについて語るな、私たち抜きで私たちについて決めるな、というのは、
障がい者の運動で言われてることだが、子どももまさにそう。
参政権のない子どもの意見をきちんと聞くことが必要」、
などなどのお話に頷きつつ、次の予定のために途中抜けをしたのですが、なかなか出られず、
こころを残しつつ帰りました。