視察に行って来ました。
千葉県野田市で全国最初につくられた「公契約条例」。
管財課課長さんから導入のいきさつ、実際の公契約の例、などお話いただき、
その後、野田の共産党の市議団長さんからもお話も聞きました。
公契約はまだ始まったばかりですが、
業務委託の清掃の人の賃金の引き上げが、
市の臨時職員の賃金を引き上げ、
そして地域全体の賃金の引き上げにも繋がっているようだ、ということで、
ワーキングプアをなくすことに力を発揮しつつあることが分かりました。
市長の英断の背景に、長い間の共産党市議団の提案や、運動のあることも。
野田市では「まめバス」というコミュ二ティバスが6路線、乗り継いでも100円で走っていました。
小金井市の「雨水浸透ます」。視察が全国から殺到しています。
「小金井」という名のもとの湧水の枯渇の危機、そしてゲリラ豪雨の際の洪水、
なにより下水と雨水合流の下水道のシステム上、
下水処理に税金がかかり過ぎるということから始まった「雨水処理」ですが、
湧水は枯れなくなったものの、湧水の流れ込む「野川」という川は干上がることもあり、
一市だけの問題ではない、また「浸透ます」だけでは「水」や「環境」の問題は解決しない、
田んぼや畑、森林をまもることが肝心なんだと、
下水道課の「雨博士」倉さんは、熱を込めて語られました。
視察に行くと頑張る人に出会って、元気を貰います。
★写真上から「雨水浸透ます」 多孔型という8列に水はけ孔の並ぶもの。
2、3枚目は、「雨博士」倉さんから説明を聞く市議団。 4枚目、帰り道に街の至るところで見た雨水ます。
最後は、水を入れての実験。あっという間に吸い込まれていって、ますがいっぱいになることはありません。
この浸透の速さには関東ローム層という間隙の多い地層が味方しています。