7月12日、生活と健康を守る会が、米子市に、
生活保護世帯の夏期一時金の引き上げを求め申し入れを行いました。
財政難から減額された一時金は他市に比べても少なく、
昨年の一人2,300円を、せめて5,000円に引き上げてほしいというものです。
(県から5,000円支給で合わせて10,000円となります。)
そのほかに、
今年も猛暑が予想される中、熱中症対策のクーラー設置やクールマフラーの配布、
そして就職活動の妨げになっている車の所持、また求職活動中の免許の更新料、
冠婚葬祭時などの急な出費に緊急貸付制度を、と切実な要望が出されましたが、
米子市の回答は「規則でこうなっています」と、
これまでの枠を一歩も出ないものでした。
「クーラーは一般の家庭でもあるところばかりはない。」とか、
「ことしはどこでも節電ですから。」と、
昨年生活保護世帯から2,3人の熱中症による死者を出した反省とか心配の気配もない。
「最低限の保障ですから」というが、
「健康で文化的な最低限の生活」を市や国が保障する義務があるのでしょう。
公が関わっている保護世帯なればこそだ、という一定安心なレベルがあってしかるべき、
死にいたることなど間違ってもあってはならないでしょうに。