昨日は騒音の比較のために、新型輸送機C-2が美保基地に飛来しました。
従来のC-1と交互にフライト、離陸、着陸を繰り返しました。
防衛省が自信を持つだけに技術の進んだ音はC-1よりも確かに「静か」。
「基地の根本の問題は別に置くとして、毎日騒音に悩まされる周辺住民とってこの静かさは歓迎されるではないか。」(渡辺穣爾市議)
しかし、「通常の訓練時に3機次々にタッチアンドゴーを繰り返せば、それなりの騒音が続く。」(大篠津住民)
「いつものスピードと違う。こんなにゆっくりじゃない。」(大篠津住民)と疑問を残す声も聞かれました。
「訓練基地として、いわば自動車学校のように訓練を繰り返すC-2が頭の上を飛ぶことがこわい。」そして
「小学校や中学校の上が訓練飛行ルートになっている。以前C-1は日本海に落ちた。」(余子住民)
「大根島では低い位置を飛ぶ。高度500mよりどう見ても下だ。家がガタガタ揺れる。小学校の上も飛んでいる。」(大根島島民)
などなど、空見上げつつ話しました。
また航続距離の延びたC-2は直接海外にも飛んでいけることになります。
美保基地から何派か送られたイラク派遣も、
「小松基地へ飛んでCー130に乗り換えてイラクに飛んでいた。これからは直接飛べる」(中四国防衛局長)。
「基地の性格が変わるということだね」と市谷知子県議と顔を見合わせました。
C-2は美保基地に2014年度から2機配備の予定。全国初です。
「かっこいい」という若者や「整備が進んでこの基地に常駐調整となれば中も見せてもらえるわな」など、
航空ファンの方々も。帰っていく九州ナンバーもみかけました。
★写真は上から、①降りてくるC-2を見る人たち、②着地し走行するC-2、③C-2のアップ(岡村市議のblogから拝借)