保育所の民間委託の出前説明会

「子どもの人権広場」が要請した米子市のふれあい説明会がありました。                                  2011_0215_163904-CA390031

市立の3園を委託する民間法人の選考がどのように行われたのか、説明がありました。

集まった人権広場の会員や、もと「保育のあり方検討会」(市の審議会)の委員だった方などから、

「市立では予算もなくて老朽化した園舎の建て直しも出来ない、だから民営化」と繰り返し説明を受けていたのに、

なぜまだ新しく建て替えも当分必要のない2園(「さくら保育園」「大和保育園」。もう一つ「夜見保育園」は古い)が民営化されるのか?

なぜ実際の保育園を見に行くこともなく、紙の上の資料だけて判断したのか?

なぜ「保育のあり方検討会」の答申にある、民営化やむなしであれば(この答申にも得している訳ではないのですが、と言われつつ)米子市に本部があり米子市が実態をつかんでいるところ、米子市での保育園経営の実績のある法人にという選定基準が変えられたのか。実績わずか数カ月、市外に本部のあるところがなぜ選定されているのか?

なぜまだ園者の建て替えの借金の残る新しい保育所を、無償で市外に本部のある民間法人に譲渡するのか?

などなど時間オーバーしても終わらない程意見がだされました。

私が驚いたのは委託先を選定する保護者から9人、法人5人、市4人の合計18人の委員会では、

意見交換はなく、個別に採点して、その合計点で線引きされたことです。

いろんな立場や考えの委員が論議し、よりよい結果を出そうという考えはなかった、ということです。

この委託先の選考と、先に行われた民営化の3園の選定、

どちらも傍聴を入れない非公開で行われた会議です。

広く市民の意見を聞く姿勢、よりよい保育を求める姿勢が本当に希薄だと感じました。

すっかり先回りで事をすすめながら、条例化を3月議会で議会に問うのは、議会や議会が代表する市民の意見の軽視ではないか、

条例をつくる過程で、議会で十分審議するのを先にすべきではないか、という意見もでました。

3月議会でもしっかり取り組みたいと思います。

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