歌川国芳(うたがわ・くによし)は江戸時代の浮世絵師です。
その没後150年の記念展を、昨年末に東京で見てきました。
18日付け「しんぶん赤旗」の学問・文化欄に、
「江戸クリエーターの批判精神」というタイトルで紹介されていました。
その構図の斬新さ、風刺の利いた作風、動物を擬人化したユーモア、
楽しみましたが、あまりに人が多いのでもっとゆっくり見たくて、
めったに買わない図録を買ってかえりました。
デザインとしてずば抜けていることも確かですが、
現代人ですら新鮮な感動を覚えるその大元には、
旺盛で鋭い批判精神と、人間や動物への暖かいまなざしがあると思います。
(いま日付が変わったのですが)今日19日から2月12日まで後期展。
東京ですが六本木ヒルズ・森タワー52階の森アーツ・センターギャラリーです。
もし機会あれば見て下さい。