自治体学校の報告、その1です。
先輩たちの運動に学ぼうと参加した、
「地域住民の健康をささえる」という分科会で、
さいたま市社保協の運動に出会いました。
さいたま市は2001年に大宮市と浦和市が合併して出来、
05年にはさらに岩槻市との合併をした、大きな街です。
さいたま市社保協は2001年の発足ですが、
前身の浦和社保協のときから、
多数団体参加の自治体キャラバン、県社保協の社保学校の知識・資料を力に、
「三つの継続」を8年間欠かさず行った。
①年4回の市との懇談。(市議会前)それ以外の月にも随時福祉部長と懇談、国保課
とも毎月懇談
②毎月のニュース発行(15000部)
③毎月浦和駅頭での宣伝。
その中で、さいたま市では国保資格証の発行をさせず、
岩槻市で合併前に発行されていた47の資格証、留め置き800件も、
懇談を繰り返しながら解消。
08年2月末で、とうとう資格証ゼロに。
市も「資格証発行は収税の向上に繋がらない」と認めたということです。
時に声を荒げての体当たりもあったと言うことで、「市の職員も可哀想かな」という声もありましたが、
1回1回は市の仕事に差し支えるような粘り方はせず、
何度も足運ぶ誠意が通じたということのようです。
やはり、粘り強い運動が必要なんですね。