米子市民劇場の7月例会が昨日ありました。
劇団前進座「五重塔」(幸田露伴・原作)です。
五重塔建立にかけた二人の大工の絡み合い、信頼のドラマです。
五重塔という大仕事にかける人生、競い合い助け合う人間関係。
しっかりした原作を人間愛にみちた前進座が大事に演じました。
この前案内に行った米子西高演劇部の女子高生が観にきてくれました。
4人見かけました。訪問した私の顔も覚えてくれていて、
「この間面白い話しだったから」とにっこり。
感想、どうだったのかな。
実はウチの孫(妹のですが)小学4,5年生をふたり連れていきました。
時代物だけに大人にも言葉が難しいが、どうやら芝居の魅力は伝わったらしい。
余談ですが、前進座は歌舞伎から出た劇団だけに、
着物の着こなし・所作が群を抜いてすばらしい。
大工の棟梁源太の着物姿、粋だったねえ。
★モデルの谷中感応寺五重塔、1957年心中した男女と共に炎上。それを見て露伴は大工の心情を思った。右、炎上する谷中感応寺五重塔。(谷根千工房「谷根千同窓会」より)