なぜ、そんなに人任せなのか?ーTPP参加反対の陳情不採択

18日米子市議会・経済教育常任委員会に出されていた二つに陳情、

「安倍内閣にTPPへの参加断念の意見書の提出を求める陳情」(提出者・農民連)と、

「学校給食にアメリカ産牛肉、脳など特定危険部位を原料とする加工品や加工調理品を使用しないでください」(提出者・新婦人)が、

どちらも、4対1で不採択となりました。

先に「学校給食」の陳情では、日本共産党米子市議会議員団の松本松子委員は

TPP参加を安倍首相が表明する状況の中、先に規制緩和された牛肉に関する当然の心配から出されたもので、採択すべきと主張。

しかし蒼生会の野坂、岩崎、公明党安木、仁の中田委員は、

「今米子では県内産か国内産しか使わないのだから、この陳情は本来なら取り下げてもらうべき」と不採択に。

TPP参加については、松本委員が、日本の農業は大打撃を受ける、食糧自給率が40%から10%台に落ち込む、

食糧の安全性が確保できない(BSEの時のへたり牛の話ーアメリカ牛肉の検査の甘さ)、

国民皆保険が維持できなくなる、

参加すれば既に参加している国が取り決めたことに反対できず、勝手にやめることも出来ないのがTPP,

4年間はその内容がなにも知らされない、と大奮闘。しかしそのほかの4名の委員は、

「TPP参加を安倍首相が表明した以上、時期を失した陳情であり不採択。」

「TPPの中身は交渉に入って見ないとわからないので、今は言えない。」

「アメリカの牛肉検査のことなど松本さんほどの見識がないから、どうこう言えない。」

などと不採択にしてしました。

どの議員にもそれぞれの考えや立場があります。

しかしこれほど国民が心配していることを、これほど簡単に振り切ってしまうその態度、

心配の一言もなく、笑いながら蹴散らすその態度には怒りを覚えました。

TPP参加の結果に責任がとれるというのですか。

責任は国が取るのだから、自分は関係ないとでもいうのでしょうか。

★写真だけは明るいものにしました。

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