水害から4年経ったいまも忘れることのない災禍の鎮魂のレクイエム・プロジェクトが行われました
2011年のレクイエム・プロジェクトを始めた時に誕生した、
佐用いのりのとき合唱団の定期演奏会です。
もともと2005年から阪神神戸大震災の鎮魂のために始まったのがレクイエム・プロジェクトで、
大先輩の神戸いのりのとき合唱団が、今年も応援にこられました。
唱歌や「遠き子守唄」(沖縄の戦禍のうた)などと、合唱組曲「レクイエム」から5曲が歌われ、
最後は佐用のレクイエム・プロジェクトのためにつくられた「大切なふるさと」。
間には指導されているプロ歌手の北爪かおりさん、緋田芳江さんお独唱、重唱もあり、
さすがプロと観客をうならせました。
レクイエムはラテン語で、訳詞がプログラムに紹介されていますから、
大方の意味はわかるものの、歌詞に感情移入することはないのですが、
歌っている50数名の、嘆き、怒り、いのりが伝わってきて、
聴くたびに涙が溢れます。
「大切なふるさと」はいま、レクイエム・プロジェクトの広がった、
全国あちこちの被災地(戦禍の沖縄、広島、長崎、震災・原発禍の福島も)で、
わが町を思う歌として、歌い広げられています。
私にも、救援にいった佐用や視察で目にした福島の風景と重なる歌です。
佐用の川はまだ改修工事の途中ですが、ここは大したことにならず、やれやれでした。
★写真はリハーサル風景とスピカホール。(本番は撮影禁止)