視察から帰りました

「保育所の待機児ゼロ」で話題になった横浜市に、子育て支援の取り組みを聞きました。         

「実際には横浜保育室(0~2才児の市独自認定の保育室)、家庭的保育事業(保育ママ)や一時預かり、

事業所内保育などの、保育所入所保留児童が1,746人あって、

実質待機児はゼロではない、これで良しという訳ではないんです。」という保育対策課長さん。

現行の国の保育制度のなかで、問題は数々あるけれど、

会社経営者でもある女性市長が、女性の働く条件には保育所整備という考えから、

保育所を2010~2012年度の3年間で144か所(定員1万人以上)を作ったり(公立ゼロですが)、

保育士の給与改善をしたり、保育料軽減助成をしたり、積極的な施策を進めておられます。

松本市の健康寿命の取り組みは市の総合計画の中心で「健康寿命延伸年・松本」を宣言。

もともと医師である現市長が、トップダウンで、

「国や県はあとからついて来る」とばかりに、全国に先駆けて市独自の施策を進めてきたのだそうです。                

(なんと松本市は議会を代表して挨拶された方も、説明された政策部政策課長も、健康福祉部健康づくり課長も、全員女性でした。)

東京大田区では税金・保険料の収納の取り組みを聞きました。

納税者の4割が利用のコンビニ収納について、

最初は20代、30代の収納率を上げるために取り組んだところ、

コンビニの数が増えるにつれ、どの年齢層でもコンビニ収納が増え続けているそうです。                       

ほかにも口座振替、クレジット収納、モバイルレジ収納と、たくさんの試みがあり、

また夜間と土曜の納付相談窓口を設ける、業者に委託しての納付案内など、

納付方法を多様化し、利便性の向上も図って成果をあげているとのことでした。

3日間のうち、中の日が長野県松本市で移動時間の長い視察でしたが、

松本市周辺、信濃路の紅葉は美しく、期せずして「紅葉狩り」を堪能しました。

★写真は横浜市役所前の私、松本城(国宝)―視察後、市役所の近くのお城に、天守閣の矢を射るための窓から見た紅葉、天守閣から見下ろした紅葉、大田区議会視察風景です。

 

 

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