原発再稼働に係る3つの陳情と秘密保護法反対の2つの陳情が審議されました

朝一番の米子市議会全員協議会で、                                              

野坂米子市長は、島根原発2号機の審査申請を容認するということを説明し、議員の質問を受けました。

私は先ず市長が議会や市民に意見を聞くことなく容認という意見を表明したことに抗議し、

福島の事故が収束どころか汚染水漏れが拡大する一方で、真の原因の究明も出来ない中で再稼働はあり得ないではないか。

規制庁自身も中国電力もこの規制基準に合致しても、苛酷事故は起ること、100%安全は保障できないという以上、

再稼働はありえない、新基準に適合しても再稼働はすべきではない。

汚泉水・地下水対策もすべてこれから検討、使用済み核燃料の処理は国が考えること、

避難計画は自治体が考えるという中国電力は無責任であり、

また市長がその状態で再稼働のための審査申請を容認して、市民の安全にどう責任をとるのか、と問いかけました。

野坂米子市長は、この度の審査は法律に決められた原発が受けるものとされている審査であり、再稼働とは別のものだと答弁。

汚染水処理など対策を求めていく、避難計画はこれから作りあげる、など容認の態度を変えませんでした。

他の議員から、市民への説明会を求める、安全協定の立地市と同等のものを求めることなど、の意見が出され、

全協のあと開いた「原子力・エネルギー問題等調査特別委員会」で、

この2点(説明会、立地市同等の安全協定)について、

市長の審査申請容認の回答に付け加えることを、委員会として求めることを決めました。

そして「島根原発の「新規制基準適合性審査」申請内容に関する情報公開と市民説明会開催を求める陳情」は採択すべきもの、

「原子炉の再稼働に反対し。原子力に頼らないエネルギー政策への転換を求める陳情」、

「島根原発の再稼働に対する慎重な判断を求める陳情」の2件は、

継続審議とし、休会中に委員会を開き、丁寧で十分な審議、論点整理をすることとなりました。

いずれの陳情も票決が5:5となったため、伊藤ひろえ委員長が委員会の意見を決定しました。

午後の「総務企画常任委員会」では、

秘密保護法に反対し意見書を国にあげて下さい、という陳情が2件、

秘密保護法が成立する前に提出されていたのですが、

趣旨採択とし意見書をあげるとう委員会決定をしました。

明日は、午後1時の私が所属する「市民福祉常任委員会」で、

「市民の同意なく淀江産業廃棄物管理型処分施設を進めないよう決議を求める陳情書」が審議されます。

採択すべき、という結論をえるために、11,190筆の署名の思いを伝えるため、頑張ります。

 

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