「崖の上のポニョ」の舞台「鞆の浦」の、
鞆港埋め立て・架橋計画の免許差し止めの判決が、
広島地裁で出されました。
「鞆の浦の問題だけでなく、今後の日本をどのようにしていくかを決める判決だ」と、
「ポニョ」の宮崎駿監督は語っています。
「公共事業への幻想を振り回すのはもうやめたほうがいい」とも。
国の交付金がつけば、何でもどんどん進んだほうが特だ、みたいな日本のこれまでの
開発優先の考え方を切り替える時期が、やっと到来しているのでしょうか。
ダムの中止についても、いろいろに意見が出ていますが、
これまでは公共事業について自由に住民が話し込める場はなかなか作られなかった。
「振り回されるのはご免だ」という、住民からの反発、抵抗の強さは、だから当然とも言える。
日本のこれから、幸せに生きるためになにが必要か、何に税金を使うべきか。
「見直し」どんどん進むといいですね。
もちろん住民参加で。
そんな時期に「中海架橋建設促進」なんてね、いったい何考えてるんだろう。
やはり時代遅れですよね。
●写真は「鞆の浦」支援の会のHPよりいただきました。