エコスラグセンターの廃止と新施設建設

今日は市民福祉常任委員会が開かれました。

西部広域で運営してきたエコスラグセンター(不燃物・焼却残さの灰溶融施設)の廃止と、

その後の施設の利活用として、プラスチック選別処理施設にするという検討結果の説明がありました。

エコスラグセンターは西部広域の不燃残さや焼却残さを1400度の高温で溶融し、

ダイオキシン類の発生を防止し、スラグ化による最終処分場の延命化を目的に、

西部広域運営管理で平成16年4月に共用開始した施設です。

焼却残さの減少で処理量が大幅減少し、費用対効果が見込めない、

運転維持管理費が年間5億円に及ぶこと、

老朽化、経年化で修繕費増加、大規模改修工事が想定される、

国の政策がダイオキシン対策から、温室効果ガス排出削減対策にシフトした、

などが、その理由としてあげられました。

このエコスラグセンターの建設に対する国の補助金のうち、

国土交通省分については、平成19年度から補助金交付の要件である下水道汚泥の処理を行っていないことから、

会計検査に置いて適正使用に関する指摘があり、返還が求められることもあると考えれれます。

また起債分もまだ残っており向こう10年間に渡って返還しなければなりません。

日本共産党西部地区委員会は、建設計画に際して、この計画の導入計画がずさんで、

緊急性、必要性があきらかでないと、計画見直しを平成14年に申し入れしました。

私は、今度の新たな施設で新しくまた起債し、住民に二重の借金を負わせることになった、

事業計画は十分な検討が必要だということ、

また国の方針がダイオキシンからCO2削減へとシフトしたからといっても、

ダイオキシン類の排出の問題は重要であるから今後も検討必要、

ダイオキシン類の発生防止について、これまでのエコスラグセンターの防止効果のデータを求めました。

データは米子市は持ちあわせない、西部広域か、焼却残さを運び込む市町村が持っていると思う、

エコスラグセンターをどうするかと検討した西部広域のあり方検討会でも検討されていないとのことでした。

エコスラグセンターの建設目的の大きな柱とされた、ダイオキシン発生防止について、

いくら廃止をしようとしていても、データも示さず効果の検証もないことに驚きました。

☆エコスラグセンターのことは、岡村英治市議のblogを合わせてお読みください。

★写真は、委員会終了後立ち寄った喫茶店の、店主夫人(客として、というより友人)に撮って貰ったもの。

この友を介して入手した手織りの大事なマフラーを着用したところです。

 

 

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