著者はよく存じあげている方です。
もと高校教師で、版画家。
早めに退職して版画家の道に専念しておられましたが、
以前から書かれる文章も面白く、ずっと構想を練っておられた(?)、
「大根島殺人事件」の世にでるのを待っていました。
殺人事件ではない、何気ない日常の一こまが書かれて、「雑文集」だとのこと。
生田さんらしいものの見方、風刺があり、
もと国語の先生らしい、言葉づかいへのこだわりなどあり、
頷いたり、くすくす笑ったりして読んでいます。
お勧めです。
著者・生田眞(いくたまこと)、伯耆町在住。今井出版・刊