●崖の上の神社から海際の縁取りのような狭い町勝浦を見る。(空と海はこの写真では境が分からない)
この度の視察、内房・君津市の久留里(くるり)という新名水100選に選ばれた湧水の山里に、
5年まえに造られた巨大な産業廃棄物最終処分場(つまり埋めるということ)が、
なんと言っても印象強く残った。
●もう半分近くが埋め立てられた君津環境整備センター(産廃処分場)の様子。青い車は圧力で表面を平らにしている。この埋め立て容量は107万リューべ。
●この掘り下げられた埋め立て地の底と壁に貼られる7層の遮水シート。
●久留里に下りて名水を味わう、松本松子議員と岡村英治議員です。
●勝浦の朝市の松子さん。
●様々に並んだ商品。
そして、二つ目は安房・勝浦。小さい町(人口2万1千人)ながら活気のある姿。
しかし、観光ならよくても、住むには悩みが深いこと。
高齢化率の高いことと、海際の狭い土地と山へ分け入る土地の特殊性から、
赤字で廃止になった、あるいはなりそうなバス路線の支援をし、
コミュ二テイバスに取り組まざるを得ず、なかなか効率あがらず悩みながらの取り組み、
●夜の勝浦港。あおり烏賊を釣る人が数名。
●私たちの宿は江戸時代から続く有形文化財。慎ましやかな宿ですが。
そしてまた観光と農漁業を生かすべく、
棚田の生きる米造りの町であることから棚田千灯(棚田に松明ともす秋祭り)、
歴史の古い自社仏閣などを生かすイベント(神社の石段59段に飾るBig雛まつり)、
マグロ・フェステイバル、400年続く朝市(水曜以外の毎日)など取り組み、
国際武道大学を誘致し、若い住民を増やす取り組み、などなど意欲的に取り組む。
それでも、仕事がなくて、若い世代がもう少し東京・千葉市よりの外の町へ出て行くので人口減少。
夜になれば外を歩く人もいない木更津駅前に比べ、
夜にも明々と街灯ともり、港には釣りをする人のある勝浦、朝6時から朝市にそぞろ歩く、
活気ある勝浦に、好感抱いただけに悩ましい。
農業・漁業など食を守る産業をもっと大事にする国にしなくてはいけませんね。
この視察でお世話になった、柏市、君津市、議員さんたち、勝浦児安議員、本当に
有難うございました。
●久留里はハイキングコースでも訪れる人の多いところ。列車をおりたら遠足の子供らに出会った。