埼玉県の川越市、深谷市に建設環境委員会で視察に行きました。
初日の川越市は人口33 万。東京池袋から
特急電車で30分の街。
川越市では、下水道の企業会計とゴミ減量化の施策についての話しをききました。
企業会計になっても、何分大きな施設整備して初期投資の大きな下水道の場合、
大きな借金を背負い、赤字の軽減につながるという訳ではないが、
問題がはっきり見えるということでしょうか、と。
一般会計からの繰り入れが難しく、来年度から36%の料金引き上げになりますと。
う~ん、市民にとっては、この不況のもと大変な負担になるな。
ゴミの減量化にはゆっくりですが、効果が出ているようです。
その他プラスチックの分別収集、布類の拠点回収、生ゴミ処理機補助事業、
公共施設の生ゴミ堆肥化事業、草木類のチップ化事業、
フリーマーケットの開催、リサイクル家具の販売、
エコストア・エコオフィス認定制度など、こまかな努力。
むろん各家庭のゴミ収集は無料です。
川越は小江戸と呼ばれ、江戸時代の町並みを町ぐるみで残す(市の助成も厚い)町。
ゴミ問題でも、小江戸なんでしょうか。
江戸は今の3R=リデュ-ス、リユース、りサイクルを、とっくの昔にやってたと聞きます。
二日目深谷市は人口14万5千人と、米子に似た町。
深谷ネギが特産、白鳥渡来なんて、似てるでしょ。
しかし利根川・荒川に挟まれ、その間に水路を張り巡らした肥沃な土地、
年間の日照時間の多い気象条件などから農業生産全国2位の市です。
野菜、畜産、花きの合計の産出額は、平成17年度の数字で340億円です。
深谷では、20年度制定の環境基本計画(日照時間の長さで太陽光発電)について聞き、
都市計画道路の変更(埼玉県のガイドラインによる)の実際について聞きました。
●ちらした写真は小江戸川越のもの。市の議会事務局の方の丁寧な案内あり。
歴史、町並み保存の取り組み、白漆喰のうえに黒漆喰を重ねるのが権勢の現れ、
地中に埋めた電柱、「時の鐘」の高さ以上の高層建物は造らせないこと、
昭和初期に近代化したものを再び改築する時には、
下に隠した江戸の造りを現し補修すること、
などなど。(注)あちこちのカラーコーンは、試験的に車両の一報通行を試みているため。
●これは東京駅を模して平成12年に造られたJR深谷駅の駅舎をバックにホームに立つ私です。