11月12日は空中給油機学習会。110人の参加で、椅子を急遽増やしました。
小泉親司さん(日本共産党もと参議院議員、基地対策委員会責任者)の話しはまず、安保法制以後の安倍政権が急ピッチで軍備増強していることから始まりました。
そして2016年度には5兆円を越えた防衛費で買う兵器は、全てアメリカから、アメリカの言い値で買ってること。
航空自衛隊と米太平洋空軍の間には、空中給油訓練の了解事項の覚書が交わされており、米軍機への給油は「想定内」であること、戦闘機と空中給油機はいつもセットで行動すること。
そして最近は訓練空域は海上から陸の上へ、高度訓練空域へ変わってること、それは米軍が管制している日本の空(例えば羽田は横田基地の管制下)の民間機の航路が交錯し、民間機を入らせない、しかも海上より近い陸地の上の高度空域をもっぱら使うということです。人家の密集地の上を飛ばないなんてありえません。全速力で飛んでる戦闘機と空中給油機の給油訓練は想像するだけで恐ろしいです。
などなど、いよいよ危険な空中給油機という感を強くしました。アメリカいいなりもここまでかと感じいりました。「戦争なんかしないでしょう?」という人に、しっかり話さないといけません。
安保法制を止めさせる運動と一体に、空中給油機配備を中止させるという1点で幅広い人たちと繋がる闘いにしなくてはなりません。
会場でお願いした運動のためのカンパも予想を大きく越え、関心の高さ熱さを感じました。
帰りに小泉さんのご希望で最近リニューアルした「像の檻」(前のがっしりしたのに比べ細くて低いアンテナが、高いの低いの18本ずつ立っています。)を見に夕日が丘へまわりました。最新鋭のアンテナでだそうです。大陸と朝鮮半島上空の情報を傍受する「耳」としての機能もいよいよ研ぎ澄まされているでしょう。