中国電力、3号機、2号機の稼働審査での「不手際」について説明

島根原発3号機の新規準による審査申請は、書類が不備のために入り口でつまずき、以前から審査中の2号機もまた、提出した書類に不備があって規制委員会から差し戻されたと、今日の新聞報道がありました。今日はこの間の審査状況を、中国電力が行政に説明をするということで、傍聴に松江市まで出かけました。  
 3号機の方は、2号機の審査結果を見みて対処しなければならない部分や、平成25年の2号機再稼働申請時と変えなくていいと中電が考えている部分の、記述や添付の書類(数値など根拠のデータ)が無かったということ。
 2号機のこの度の問題は、核秘密に関わるようなファイルの背表紙に「非公開」の表示がなかったため、その管理のずさんさを指摘されたと言うことらしい。
 中電は「手続き上の不手際、おおむね規制委員会には妥当と言って頂いている。」と言います。
 最後に発言を許された傍聴者からは「安全性にたいする姿勢が問われる」とか、「丁寧に説明する、ご理解を頂きたいと、その言葉は飽きるほど聞いたが、それなら市民にも説明会を、鳥取県側でもするべき」(これには「するつもりはない」という答)とか「立地市と同等の安全協定がむすばれなければ、審査申請は認められない、中止すべき」とか厳しい意見がでました。
 しかし「ご理解いただきたい」としか応えはありません。
 行政からは、「鳥取県側は審査申請の判断は見送り保留すると言ったのに容認したかのように言われるのは不本意」(鳥取県)とか、「3号機は後廻しでもいいということになってしまった。3号機も(2号機のあとでなく)審査して下さいとはっきり言わないといけない」(松江市)とか、推進する意見が目立ちました。
★写真は説明する中国電力島根原子力本部・副本部長の長谷川千晃氏
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