保育の学習交流会「公立保育所の存在と自治体の役割ってなあに!?」を開きました。

奥野隆一元鳥取大学教授(保育の行財政分析の第一人者)の講演と意見交流の集まりでした。保護者、保育関係者、市民など59人があつまりました。

米子市は今月末にパブコメを〆切りますが、公立保育所の保育士さんと保護者しか説明は受けていません。その内容も14園の公立保育所を統廃合と民間の福祉会との合併で、公立は5園にするという構想と、統合の園は園舎を新築するということしかありません。統合の相手とされた米子福祉会は、市からまだ何ら詳しい説明も相談もないと言います。この状況でパブコメをするのもおかしな話です。

奥野先生のお話は、統合民営化で果たして米子市の負担は軽くなるのか、大型園の新築移転と、このままの園の存続(改修、建て替え)のどちらが財政負担が少ないのか、という財政面の話から、統合後の大型園での保育が、果たして子どもの発達を育むのに望ましいのか、その両面から市民が主体的に考え提言しましょう、というものでした。大阪で民間保育所の理事長をされている奥野先生の、実例をあげてのお話でした。

公民館祭などたくさんの行事と重なっている日曜であり、参加がのび悩みましたが、参加者のアンケートやその場で書いて頂いたパブコメ(市に提出します。)の多さから、関心の高さを感じました。このご意見を大事に今後の動きに活かしていきます。

勉強や調査をしながら、米子市の将来のために運動していこうと、主催の「米子市公立保育所の統廃合・民営化を考える会」から呼びかけました。

その場での入会の申し込みもありました。

★写真は奥野隆一さん、意見交流と会場内の様子です。

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